2014年6月24日火曜日

仮想マシン( パラレルスで起動している Windows )のウイルス対策・1






今日、そして次回のエントリーでは、「仮想マシンのウイルス対策」についてお話しましょう。

仮想マシン( パラレルスで起動している Windows )のウイルス対策






今日のエントリーでは、「仮想マシンのウイルス対策」についてお話しましょう。

よく聞かれることの一つに、「仮想マシンは Mac の中の一つのファイルなんだから、どうして Mac のウイルス対策ソフトで検出・駆除できないのか?」というものがあります。

なぜ、それができないかというと、Mac OS には Windows OS の仕組みがわからないからなのです。それを言うと、さらにこう突っ込まれます。「Windows のファイル形式 FAT-16 や FAT-32 は認識できるじゃんか!」

しかし実はこれはお門違いな話で、ファイルフォーマットというのはデータを書き込んでいく番地システムのようなものですから、それは Mac OS にも理解できるわけです。ですから、FAT-16 で初期化されているハードディスクを Mac につなげばすぐに認識して使用できます。これは、Mac OS が FAT-16 というファイルの書き込み方を知っているからです。

ですから、仮想マシン自体のファイルをスキャンすることはできます。しかし、そこに書きこまれている意味をどのように解釈して判定すれば良いのかまでは Mac のウイルススキャンソフトには分かりません。

「Windows ウイルスも駆除できるって言うてるやんか!」という角度から、また攻められるのですが、MS Office のデータファイルのように明確にデータファイルとして存在するものはまだ判別しやすいのですが、Windows OS のシステム系のファイルになると、どこからがプログラムなのかさえ Mac のウイルスチェックソフトにはさっぱりわからないのです。

すると、どういうことが起きるのかというと、仮想マシンのファイルをスキャンすると、もしかすると何かのウイルスのプログラムコードと偶然に一致する部分があるかもしれません。しかし、それがウイルスプログラムであるという確証はどこにもないのです。

例えて言うなら、「道路は見えるけれど、標識を読めない」状態なのです。

「Windows ウイルスも駆除できる」というのは、Windows ウイルスが Mac 側に入った場合のことです。Mac のファイルシステムの中であれば、どこからが何なのかは判別できますから、ウイルスプログラムと合致するコードが見つかればそれはウイルスプログラムだと識別できるわけです。

Windows の仮想マシンには Windows 仮想マシン側でウイルス対策をする必要があるのはこうした理由があるためです。Microsoft 社は自らセキュリティツールとして Microsoft Windows Defender を無償で配布しています。

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/products/features/windows-defender

http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/security-essentials-download















配布当初は普及速度がまだ遅かったのですが、最近は 30% 以上の Windows ユーザが利用しているという統計も出ています。だんだん根付いてきたわけですね。

最後に、やっかいなのは「ゼロデイアタック(0 Day Attack)」と呼ばれるものです。どちらかというと、ネットワークセキュリティ側のことですが、最近は区別がつきにくいので、ついでに書いておきます。

つまり、ワクチンが開発されて配布されるまでの間、無防備な空白の時間帯に攻撃される問題です。いかに早く新種のウイルスを発見し、いかに早くそのウイルスに対応した定義ファイルを公開できるか、そこがウイルス対策製品の優劣の分かれ目と言っても過言ではないのです。

そして、次回はいよいよ本題である「既成概念を覆す Windows セキュリティの実現方法」をご説明させていただきます!もちろん、あなたのパラレルスで起動中の Windows に最適な方法です。

( MikiyaKato )

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2014年6月17日火曜日

【検証】今回の Intego はとにかく軽い、早い、トラブらないの三拍子。


Mac 専用にチューニングされている(= Windows版の単なる移植バージョンではない)ということで、最近注目を浴び始めた Intego ウイルスバリア・ネットバリア(Mac インターネットセキュリティ)。

2014年5月20日火曜日

【コラム】パラレルスの BOX パッケージを act2 ストアで買う意味



私は基本的に、自分の友人知人であっても、「こういうのがあるよ」という話はするけれども、決して無理強いはしないようにしている。他でも販売されている製品なら「他でも売ってるよ」とそっけなく言うことにしている。それでうちのストアを選んでくれるかどうかを試すためでもある。

2014年5月13日火曜日

【Tips】ファイル復旧の心強い味方、TechToolPro7




Macを使っていて「ゴミ箱を空にした後に、ファイルを復旧したい!!」と誰もは一度くらい思った事ありませんか?

2014年5月7日水曜日

【検証】iUSBport HD 他社製USB 3.0 HDケースとの速度比較



iUSBport HDには、Macなどに直接接続して使用するためのUSB 3.0ポートが装備されています。
そこで今回は、このUSB 3.0ポートの実力を検証してみます。

検証方法は、ベンチマークソフトの「Blackmagic Disk Speed Test」を使用して、iUSBport HDと他社製USB 3.0 HDDケース、それぞれベンチマークテストを実施。


内蔵するHDDは、日立GST製500GBのハードディスクを使用。
ベンチマークを行う本体は「MacBookPro Retina 13-inch, Late 2013」。この環境で、いざベンチマーク開始!!

まずは、他社製USB 3.0 HDケースにてテスト開始・・・


結果は、読み込み速度が「95.6MB/sec」書き込み速度が「88.8MB/sec」という結果。さすがUSB3.0、Read/Writeともに早い!!

続いてiUSBport HDでのテストを開始・・・



結果は、読み込み速度が「96.6MB/sec」書き込み速度が「97.8MB/sec」という結果。
この結果より、USB3.0専用のドライブケースとほとんど遜色のない結果、いやむしろiUSBport HDの方がWrite速度において少しばかり早い!!

これでしたら、大容量のファイルもスピーディーにコピーできます。
また、TimeMachineの保存先ディスクとしても使用できますので、Mac本体のバックアップディスクとしても、もちろん使用可能!スピーディーなバックアップを実現します。

様々な機能満載のiUSBport HD。多機能になると、ひとつひとつの機能が「それなり」になりがちですが、この結果をご覧いただいたとおり、一切の妥協なしで設計されています!

多機能」だけじゃない「高性能」でもあるiUSBport HDは、正に「向かう所敵なし」なデバイスと言えるでしょう。

By S.S

iUSBport HDご購入・詳細



2014年4月14日月曜日

【速報】Intego 新バージョン X8(Mac 専用に開発されたセキュリティツール)



Intego の Mac 専用セキュリティシリーズが一新され、X8 シリーズとなったので、さっそくインストールしてみた。

やはり、Mac 専用に開発されているだけあって、まず、ユーザーインターフェイスが心地よい。通常、セキュリティツールというものは、見ていても何もおもしろいことなど無い。そうした観点からすると、intego の製品は稀有な存在だ。

下の画面ショットのように、データのトランスファーの様子を常に表示しておくことができるが、Mac ライクなデザインのおかげで、うっとうしい感じがまったくしない。




従来通り、Finder メニューに組み込まれ、それぞれのツールに即アクセスできる。




このシリーズは、個人向けに、

  • Mac Internet Security X8
  • Mac Premium Bundle X8
  • Family Protector
  • Family Protector Secure X8
  • Mac Washing Machine
  • Mac Washing Machine Secure X8


そして企業向けに、

  • Virus Barrier X8(ウイルスバリア)
  • Net Barrier X8(ネットバリア)
  • Virus Barrier iOS

などがラインアップされている。

昨今の Mac の企業や学校への進出は目覚ましいものがあり、そのニーズに応えた構成になっている。


今回は、ネットバリアの要点を紹介しておきます。

基本的に、利用場所を、自宅、職場、公衆無線LAN の3パターンに分け、それぞれに最適な設定がプリセットされています。


そして、使用場所が変わった時には、半透明のメッセージが画面右上に表示され、設定もその場所に合わせて自動的に変更されます。また、初めてのアクセスポイントに接続した場合にも、それを知らせる半透明のメッセージが、画面右上に表示されます。

セキュリティツールも一昔前のように、専門知識のある人にしか使いこなせない時代ではなく、だれもが当たり前のものとして使えるツールの時代だと思います。そして、それが今日の Intego が目指している方向性です。

Net 接続の危険性は増すばかりです。Mac だから大丈夫ということはあり得ません。自動的に増殖して手当たり次第に不正アクセスを試みるマルウェアは後を絶ちません。こうしている今も私の Mac にはさまざまなアクセスが試みられていることでしょう。泥棒が様子を伺っているようなもので、あまりいい気持ちはしませんよね。ですから、こうしたネットセキュリティツールを入れておくことを強くおすすめします。

「当たり前のものとしてだれでも使いこなせるネットセキュリティ」それが Net Barrier X8 です。あなたの Mac にもぜひ。

- MikiyaKato

補足:
インストール時に、下記の画面が表示され、従来のコンポーネントをまずアンインストールするべきなのか、迷うかもしれませんが、その必要はなく、インストールを選択してください。