TechTool が登場した 1995 年は、まだボンダイブルーの iMac がリリースされるだいぶ前、Windows 95 がリリースされ、パソコンとインターネットが一般のユーザの手にされることが多くなってきた時代。Mac OS はまだ System 7.1 (日本では漢字Talk 7.1)というバージョンのものが流通し始めてきた頃です。
漢字Talk 7.1 というと、System 7 の日本語版がなかなかリリースされない中、ようやく Apple Japan からリリースされた日本語版の OS になります。当時は System 7 に GomTalk というパッチを充てた擬似日本語システム(もちろん、アンオフィシャル)があり、それを使っていた方も多いかと思かったことでしょう。
その漢字Talk 7.1 は日本語 TrueType フォントが搭載され、QuickTime も本格的に普及、 そして、擬似的にマルチタスクを実現するための MultiFinder が標準搭載されています。高機能になり OS はとても大きくなったので、OS の流通は CD-ROM が中心になっていたのですが、まだまだフロッピーディスクを数十枚のバージョンもあった時代です(もちろん、ネットで配布などはできない時代でした)。
そして、それまでの mc68000 系のプロセッサから IBM が開発した PowerPC の第1世代のタイプが採用され、広まってきた時代ともいえますね。いやいや、懐かしい話です。歳をとると昔話が多くなりますがご了承ください(笑)。
閑話休題
さて、前置きが長くなってしまいました。
そんな 1995 年に TechToo Pro が登場し、最新版で8代目ということになります。その TechTool Pro 8 の「実は一番お得」な機能は TechTool Protogo の統合であるということを、前回のブログで書きました。
16GB の USB メモリに基本プロファイルを構築するところまでは終わったかと思います。 Protogo デバイスが完成するとこんな画面が出てきます。
ここまできたら、あとは実際に Protogo デバイスを試してみるだけになります。
Protogo デバイスからシステム起動をするには、大きく分けて2つの方法があります。1つは「システム環境設定」から行う方法。Mac の定期的な検査や修復を行いたい場合には、内蔵ボリュームから起動していると内蔵ボリュームは修復が行えません。そのため、 Mac OS X 基本 から起動します。
注意:左下の鍵アイコンが開いてない場合は、鍵アイコンをクリックして、管理者パスワードを入力すると Mac OS X 基本 を選択することができます。
再起動中は USB フラッシュメモリにアクセスをしていますので、抜かないように注意してください。
USBフラッシュメモリの性能や USB 2.0 / 3.0 などの規格の差にもよりますが、USBメモリからの起動には、通常の内蔵ストレージ( HDD や SSD )から起動するよりも、とても多くの時間がかかります。ここは広い心を持ってじっと我慢してください(笑)。
起動するとパスワード入力画面が出てきて、管理者パスワードを入れて OS X にログインを行います。
ここから先も時間がかかりますので、ご注意ください。 Finder が起動するとプロファイル通りのアプリケーションが入った、起動ディスク(ここでは Mac OS X 基本)から起動され、Dock にもそれぞれのアプリケーションが登録されています。
この状態で内蔵の HDD / SSD のメンテナンスや緊急バックアップなどを行い、 Mac のメンテナンスを行うことができます。
このような USB フラッシュメモリを持ち歩けば、職場や自宅、そしてご友人の Mac のメンテナンスも一気に行うことができます。私ももちろん「困った時の TechTool Pro 8 頼み」として便利に使っています。
Mac をメンテナンスし続けて20年。TechTool Pro 8 が、一般のメンテナンスツールだけでは実現できない、最強の総合メンテナンスツールであるということがご理解いただけるのではないでしょうか。
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