先日、たまたま私がサポートしたユーザさんの例が非常に興味深いので、記録として残しておきます。
そのユーザさん(以後、Aさん)からのご質問は、FUSION と Windows 8 を買ったのだけれど、プリントできないなど、どうも思うように動いてくれない・・・という内容でした。
一つ一つ順を追って確認していったが、Aさんの行った手順に間違いがあるように思えない。また、環境的にも無理はない... なぜだ...
話の途中、Aさんの独り言のような以下の言葉が全てを解決してくれた。
「Mac で Windows 8 を動かすと、文字がこんなにボヤケるのかなぁ?」
この言葉を聞き逃さず、その意味を考えた時、謎が解けた気がした。多分、VMware Tools がインストールされていないのだ。メニューの表示内容を確認していただいたら、確かにそうだった。
以前に
解説:よくわかる VMware FUSION 第六章(VMware Tools 編)
の中で、そのことについて説明してあるが、「それを読んでみてください」と、そっけなく言うのも忍びなく、一から一緒にやってみた。
どうしても外せない来客の時間になってしまい、残念ながらその途中で中座してしまったのですが、その後ご連絡を頂いていないので、多分うまくいかれたのだと思っています。
もし、私がAさんのその一言を聴き逃していたら、きっとこの件は解決しなかったと思う。ユーザサポートは、とても神経を使う。しかし、電話の向こうの困っていらっしゃるお客様を想像すると、最大、最高のサポートをしたいと私は思う。
ユーザサポートはコミュニケーションであり、相手の方の気持ち、状況を察してあげる能力にかかっている。
マニュアル通りのサポートなら、人は要らない。ロボットでいい。サポートは、相手を「思いやる」人と人とのコミュニケーションなのだ。
全員が、そういう思いを「自然に」抱いてくれたなら、この会社はもっともっと素晴らしい会社になれると信じているのです。
( MikiyaKato )
【サポート記録】MacBook から MacBook Air への移行
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