今回は写真やiTunesのデータをバックアップする(その2)として、「Personal Backup の使い方」を説明しようと思っていたのですが、現在では、バックアップメディアもいろいろなものが出現してきているため、少しここでバックアップの意味と、それに必要なバックアップメディアについて考えてみたいと思います。
バックアップは面倒なものですが、この世の中に1つしかないデジタルデータを守るためにはバックアップをすることが必要だということは、皆さんもお分かりいただけることでしょう。
たとえば、お子様の成長記録の写真。昔はフィルムの写真で撮影し、それを現像してアルバムに大切に貼っておきました。写真は保存状態さえ良ければ100年以上前のものを紙で保存しておくことができるそうです。
ちなみに、原板も現存する世界最古の写真は、フランスの発明家ニセフォール・ニエプスが1825年に撮影した「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」というもので、すでに今から191年も前のものです。これは写真を撮影するメディアにアスファルトの一種を使っているため、保存状態が良ければ私たちは今でも写真を見ることができます。
(写真は「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」 Wikimedia Commons より)