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2023年11月7日火曜日

Mac上のSafariからパスワードやデータを盗む可能性がある “iLeakage” 攻撃

 

みなさま、こんにちは!

本日、2つ目のブログアップです。 (会社創業依頼初! 笑)




(この記事は、2023年10月27日にJoshua Long(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/joshlong/)によってMac Security Blogに投稿されたiLeakage Attack could let hackers steal passwords, data from Safari on Macsの翻訳です)





Spectre( https://www.intego.com/mac-security-blog/meltdown-and-spectre-what-apple-users-need-to-know/ )と呼ばれる投機的実行攻撃( https://www.intego.com/mac-security-blog/topic/speculative-execution/ )を覚えている読者もいると思いますが、ここへ来て研究者達が、プロセッサの投機的実行機能を悪用する“iLeakage攻撃”と呼ばれる新たな手法を発見しました。具体的には、攻撃者がAppleシリコン(Mシリーズプロセッサ)を搭載するMac上で実行されるSafariブラウザのページ内からパスワードを盗んだりデータを抽出したりできるというものです。同様に、Aシリーズプロセッサを搭載するiPhoneおよびiPadも標的になります。

“iLeakage: Browser-based Timerless Speculative Execution Attacks on Apple Devices”という題名の文書( https://ileakage.com/files/ileakage.pdf )で、4つの大学の研究者達がこの攻撃について説明しています。彼らは、iLeakage攻撃では攻撃者が例えば被害者の個人的なGmailメッセージやYouTubeの閲覧履歴など、資格情報マネージャ( https://www.intego.com/mac-security-blog/how-to-choose-the-right-password-manager-for-you/ )によって自動入力されたパスワードやWebページのコンテンツを復旧する様子をデモしています。

この記事では、iLeakage攻撃について知っておくべきことを解説します。



iLeakageは実際に被害が出ている攻撃なのか


前出の研究者達は、iLeakageを悪用した攻撃が実際に行われている事実は確認していません。とは言え、攻撃がないとの確証もありません。

この手法を使って攻撃を行なっている者以外には、実際に悪用されているのかどうかを知る確実な方法はないのです。ちなみに、このような攻撃はシステムログにも記録されません。



対策はあるのでしょうか


誰かにiLeakage攻撃を仕掛けられるのではないかと不安な場合、 お使いのシステムを保護するいくつかの方法があります。


●対策1: “Swap Processes on Cross-Site Window Open”を有効にする

iLeakageホームページによれば、AppleはmacOS Ventura 13.0でこの攻撃に対する対策を導入したとしています。つまり、以降のSonoma 14.xを含むすべてのmacOSでこのAppleの対策が利用可能です。ただしAppleはこの対策をデフォルトでは無効にしていますので、不安を感じるユーザやIT管理者は手動で該当機能を有効にしなければなりません。

macOS Sonomaのユーザは、次の手順でこの対策を有効にできます:

  1. TerminalアプリのFull Disk Accessを一時的に有効にします。
  2. Terminalを開き、次のコマンドをコピー&ペーストしてキーボードでreturnあるいはenterキーを押します:
    defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu 1
  3. Safariを開き、Debugメニューをクリックしたら“WebKit Internal Features“のサブメニューにある“Swap Processes on Cross-Site Window Open”を探します。このメニューの左にチェックマークが付いていない場合は現状では対策が有効でないことを意味しますので、このメニューを選んで有効にしてください。
  4. Terminalアプリのフルディスクアクセスを無効に戻します。

フルディスクアクセスを有効にする詳細な手順、そしてmacOS Venturaでは若干異なるこの対策を有効にする手順についてはiLeakageのサイト( https://ileakage.com/ )を参照ください。


●対策2: ロックダウンモードを有効にする

iLeakageの悪用を防ぐもう一つの方法は、ロックダウンモード( https://support.apple.com/ja-jp/HT212650 )を有効にすることです。ただしロックダウンモードでは、攻撃の可能性を減らすために端末の機能を制限するので一般的なユーザには不便になる可能性があります。Appleでは、ロックダウンモードは資金豊富な国家レベルでの攻撃者に狙われる可能性がある人々による利用を想定しています。


●対策3: Safari以外のブラウザを使う

前出の研究者達が開発した特定の悪用方法では、Safariのみが標的になります。ですから、Firefox、Chrome、あるいはその他のChromiumを採用するブラウザを使えば、iLeakage攻撃を防げます。







投機的実行攻撃の歴史


まず2018年1月にプロセッサの処理能力を向上させる技術である投機的実行(speculative execution)に関連する脆弱性について、複数のグループがそれぞれ個別に研究結果を発表しました。その際に、このような脆弱性を悪用する攻撃としてMeltdownおよびSpectre( https://www.intego.com/mac-security-blog/meltdown-and-spectre-what-apple-users-need-to-know/ )についても紹介されています。

この脆弱性についてIntelが批判に晒されましたが、実はIntel(あるいはAMD)CPUだけの問題ではありませんでした。ARMベースのプロセッサを採用するAppleのiPhone、iPad、そしてiPod touch製品も、ソフトウェアレベルでの対策が必要でした。Appleは脆弱性が一般に公開されるより前の2017年の12月と2018年1月に、Macを含めた対象となるシステムのセキュリティパッチを公開しています。

その後の投機的実行攻撃には、2018年8月のForeshadow( https://en.wikipedia.org/wiki/Foreshadow )、2019年3月のSPOILER( https://www.intego.com/mac-security-blog/new-spoiler-attack-puts-intel-processors-at-risk/ )、2019年5月のZombieLoad( https://www.intego.com/mac-security-blog/epic-disasters-zombieload-whatsapp-google-2fa-keys-microsoft-rdp-intego-mac-podcast-episode-83/ )、2022年5月のRetbleed( https://www.intego.com/mac-security-blog/lockdown-mode-intego-mac-podcast-episode-248/ )、そして2023年8月のDownfall( https://act2blog.blogspot.com/2023/09/downfall-intel-mac.html )があり、その全てがIntelプロセッサを対象にしていますが、さらに2022年6月に見つかったPACMAN( https://en.wikipedia.org/wiki/Pacman_(security_vulnerability) )はApple M1プロセッサのみに影響します。

Appleは、2020年から一般に「Appleシリコン」とも呼ばれる独自のARMベース“Mシリーズ(M1、M2、そしてM3)”プロセッサに移行を開始しました。現在、認定整備済製品を除けばAppleはIntelベースのMacを販売していません。ただし2017年から2020年までに発売されたIntelベースの多くのMacがmacOS Sonomaに対応しており現在もサポート対象です。

PACMANや今回のiLeakageの例を見ても、Appleシリコンを搭載するMacも投機的実行攻撃の標的となることが分かります。そして、今後も同様の攻撃手法がさらに見つかることは確実でしょう。



■お使いのMacは安全ですか?

大切な仕事関係の皆さんへの配慮と、インターネットを使うマナーの一環として、Mac にもセキュリティツールをインストールしておきましょう。


https://www.act2.com/intego




11月ですのに、なんだかまだ暖かいですね。

しかし、 季節の変わり目、みなさま、どうぞご自愛下さいませ。

いつもありがとうございます。

- mk

Appleがついに iTunes を完全終了?

 


みなさん、こんにちは。
あっという間に 11月になってしまいましが、みな様お元気にご活躍のことと存じます。

さて、今回のメルマガは、Appleがついに iTunes を完全終了...? というお話です。


(この記事は、2023年10月24日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたApple is finally killing off iTunes—for real this timeの翻訳をベースにしています)




iMac、iTunes、iPod、iPhone、そしてiPadとという5つの製品名は、1997年にSteve Jobs氏が戻ってから世界で最も価値のある企業の一つにまで成長した現在のAppleの隆盛の源だと言って良いでしょう。これらの製品が、21世紀のテクノロジーの風景を定義して来たと言っても過言ではありません。しかし、どれだけ優れた製品も永遠に続くわけがなく、AppleはすでにiPodを引退させましたし、次はiTunesに終了の時が近づいているようです。

iTunesは、Appleのアプリの歴史の中で最も大事なものでしょう。2001年に登場したこのアプリが、Appleという企業のその後の形を決めたのです( https://www.intego.com/mac-security-blog/itunes-at-20-how-one-app-changed-apples-course/ )。当時すでに他の音楽管理アプリもありましたが、iTunesはすぐにCDをリッピングしたり、プレイリストを作成したり、CDを焼いたり、iPodとミュージックを同期したりするための定番アプリになりました。 この無料のアプリが普及したことで、Appleが音楽業界そのものを変革することになる世界レベルのミュージック市場を構築する企業になったわけで、iTunesがAppleのトロイの木馬であったとも言えるでしょう。

2019年にはMac用iTunesがいくつかのアプリに分解されましたが( https://www.intego.com/mac-security-blog/no-apple-isnt-killing-off-itunes/ )、その後もAppleはWIndows用iTunesアプリはそのまま維持してきました。しかし同社はWindowsでもiTunesをいくつかのアプリに分解する予定のようで、Microsoft Storeには“プレビュー”版のApple Music、Apple TV、そしてAppleデバイスが表示されています ( https://apps.microsoft.com/search/publisher?name=Apple+Inc.&hl=ja-jp&gl=jp )。ちなみに最後のアプリは、iPhoneおよびiPadとの同期を管理するアプリです。

これは、MacでiTunesがミュージック、TV、Podcast、そしてBooksアプリに分解されたのとよく似ています(Macではデバイスの同期はFinderで行われます)。なお、この記事を最初に投稿した数時間後に、Mac版では何年も前から可能でしたがWindows版では実現していなかったiTunesでPodcastおよびオーディオブックを聞く機能が含まれたiTunes for WindowsのアップデートをAppleが公開しました( https://support.apple.com/ja-jp/HT210384 )。これは、Appleがどこかの時点でWindows用にもPodcastとBooksアプリを公開するであろうことを予見させます。

しかしWindows用iTunesの引退は、誰もが親しんできたブランドの終了も意味しています。

◾ iTunes というブランド

iTunesは、コンシューマメディアの世界で最も知られたブランドの一つです。多くの人がiTunes Storeという正式名称は使わず、「iTunesで買った」とか「iTunesで借りた」と言います。完全に終了させるのは勿体無い気がしますね。これは世界中で使われているソーシャルメディアアプリを買収し、その名称をローマ字一文字に変更してしまうくらいに勿体無いことです...

会社によっては、特定のブランド名に蓄積された信用を気まぐれに捨て去ってしまうことがままありますが、Appleはそこまでやるつもりはないようで、デジタルコンテンツの販売にiTunes Storeという名称を残しています。Mac上のミュージックアプリからiTunes Storeを使えますし、iPhoneおよびiPadにはiTunes Store Appがあります。ただし、今もiTunes Storeで映画を買ったり借りたりできるものの、AppleではTVアプリで映画を買ったり借りたりして欲しいわけで、両方のアプリで機能が重複した状態になっています。

iTunesブランドとしては、当面ミュージック用のiTunes Storeが残るでしょうが、人々は以前ほどミュージックを買わず、すでにストリーミングに移行しています。

ミュージックの売り上げが衰えるに連れ、iTunesの名称も自然消滅するのでしょうか。デジタルミュージックを買う人がどんどん減っているのは事実ですが、Appleがすぐにその販売を完全に終了させてしまうとは考えにくいでしょう。その市場が今すぐになくなってしまうわけではないからです。全世界のストリーミングを除くデジタルミュージックの売り上げは2012年の約44億ドルを頂点に、2021年には11億ドルまで落ちてしまいました。これは75%の落ち込みなんですが、Appleが今でもかなりの金額をデジタルミュージックの販売で稼いでいるだろうことも推測できます。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/10/digital-music-sales.png )(Source: Statista= https://www.statista.com/statistics/263109/global-digital-music-revenue/

RIAA(アメリカレコード協会)によれば、2022年の米国のデジタルミュージックの販売は4億9,500万ドルほどだそうです。同協会のアニュアルレポート( https://www.riaa.com/wp-content/uploads/2023/03/2022-Year-End-Music-Industry-Revenue-Report.pdf )によれば、米国における音源の売り上げに対する“ダウンロード”の比率は、2012年の43%から2022年には3%まで落ちているということです。ちなみに、2022年の音源の総売り上げは159億ドルに達しています。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/10/riaa-pie-chart.png )(Source: RIAA PDF書類= https://www.riaa.com/wp-content/uploads/2023/03/2022-Year-End-Music-Industry-Revenue-Report.pdf )

一方で、Apple MusicやApple TV+のサブスクリプション、App Storeの売り上げ、そしてミュージックの売り上げを含むAppleのサービスの売り上げは、2023年8月の同社の直近四半期全売上の26%になります。これは210億ドル以上、あるいはたった四半期の金額なのにすでに全世界のデジタルミュージックの年間売上額の19倍なのです。そう思うと、Appleが近い将来にデジタルミュージックの販売を終了し、iTunesという名称を公式に引退させるということもあり得るように思えてきます。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/10/august-quarter-breakdown.png )(Source: Six Colors= https://sixcolors.com/post/2023/08/charts-apple-q3-2023-results/ )



◾ iTunesの終焉

iMac、iTunes、iPod、iPhone、iPadというい5つの名称は、それぞれがAppleの成長の節目を表します。その内の一つはすでに引退し、もう一つももうすぐ終了します。この中で最も新しいiPadは2010年の発売ですが、その後はこのリストに追加できるほどのインパクトがあるApple製品は登場していません。

Appleは、もうi製品を発売していません。最後のiBookが出たのは2005年で、現在ではPages、Numbers、そしてKeynoteという生産性アプリにiWorkという総称を、クラウドストレージシステムの心臓部の名称としてiCloudが使われているだけです。その後の新しい製品やサービスの名称には、Apple TV、Apple Music、Apple WatchなどAppleが付いています。こうした名前は、ブランドとしては無難すぎると言えるでしょう。ウェアラブル端末の名称としてWatchという単語の前に会社名を付けたり、ストリーミングサービスの名称としてMusicの前に会社名を付けるくらいにそそられない名前があるでしょうか。普通の名詞に会社名を形容詞的にくっつけると凡庸な名前になるという見本と言えそうです。

一方、iTunesはまるで魔法のような名前でした。音楽世界の扉を開き、人々に音楽をリッピングしたりミックスしたりCDに焼き付けたりさせた名前です。20世紀で最も影響力のあるポータブルミュージックプレイヤーにミュージックをコピーできたのです。クリック一発で最新のミュージックを手に入れることができるストアも作り上げました。しかし、すべてのものに終わりは来ます。そして今、iTunesを見送る時が来たのでしょう...


2023年1月27日金曜日

Apple の最新CPU及び各最新モデルのポイント

 



今日の内容は、Apple の最新CPU及び各最新モデルのポイントチェックです。


(この内容は、2023年1月18日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたApple Announces M2 Pro & M2 Max Chips, New MacBook Pros, New Mac mini, and New HomePodの翻訳です)


Appleの純正プロセッサは順調にアップグレードされていて、同社はM2 ProおよびM2 MaxというM2チップの新しいバージョンを発表しました。これらの新しいプロセッサは、M1 ProおよびM1 Max同様の機能を持っていますが、より多くのコア、より多くのメモリへの対応、そして消費電力の縮小などさらに進化をしています。


同社は、同時にこれらのより高速で高機能なプロセッサを搭載したM2 Mac miniおよび14"と16" MacBook Proという新しいMacを公開しました。さらには、どういうわけか2年前に販売終了したフルサイズのHomePodも復活しました。


■AppleのM2 ProおよびM2 Maxプロセッサ


AppleがそのM1チップのProおよびMaxバージョンを発表したのは、たった15ヶ月ほど前です( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-goes-pro-in-second-homegrown-silicon-salvo/ )。これらのプロセッサは、チップ上のCPUおよびGPUコアの数を増やし、メモリ帯域幅を増やし、電力消費を抑えたものでした。AppleはM2プロセッサでもM1の時と同様の改良を加えたM2 ProとM2 Maxを発表し、新しいMacに搭載して出荷開始します。


M2 Proは、最大12個のCPUコアと最大19個のGPUコアを持ち、32 GBのユニファイドメモリに対応します。M2 Maxはその上を行き、最大38個のGPUコアと2倍のユニファイドメモリ帯域幅を持ち、最大96 GBのメモリに対応できます。それ以上のメモリに対応するAppleのプロセッサは、128 GBのメモリが扱えるMac Studioに搭載されたM1 Ultraだけです。


Appleは、XcodeとPhotoshopでそれぞれ25%および40%の処理速度の向上を確認し、このような高速化はプロセッサ負荷が高い他のアプリでも体感できるとしています。例えば、12コアのM2 Proはほとんどの処理を行う高効率コアを4個持ち、さらに負荷の高い処理を行う高性能コアを8個持っていいます。これはM1 ProおよびMaxより2個多く、最大38個のGPUコアについてもM1チップの32個より多くなっています。最大の変更は、これらのチップが扱えるメモリサイズで、M2 Maxの場合は最大98 GBとなっています。


■新しいMac mini

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/01/mac-mini-back.jpg


Mac miniは、2020年後半にAppleのMシリーズプロセッサに移行した最初の製品の一つです。今回の新製品では数ヶ月前から提供開始されていたM2プロセッサを搭載するとともにM2 Proオプションも用意されています。価格を見ると、エントリーレベルの8 GB / 256 GBの機種は、ファイルサーバや基本的な計算処理に使われる小型のMacとしては破格の値段設定と言える84,800円に値下げされています。M2 Proを搭載するハイエンドの機種では、最大32 GBのメモリおよび8 TBのストレージ容量で構成できます。M2では2台、M2 Proでは3台のディスプレイに対応でき、それぞれ2個あるいは4個のThunderbolt 4ポートを持ちます。この全てが新しくなったMac miniは、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3を搭載し、Appleではどちらの機種も「ハイインピーダンスのヘッドフォンに対応するアップグレードされたヘッドフォンジャック」を持つことを強調しています。さらに、10 GB Ethernetのオプションも用意されています。


今回の新しいMacは、M2の機種が84,800円から、M2 Proの機種は112,800円からで、1月23日に受注開始されて2月3日から出荷開始されます。


■新しい14"および16" MacBook Pro

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/06/14-16-mbp.jpg


言うまでもなく、前述のM2プロセッサの改良は新しいMacBook Proモデルにも適用されます。M2 Proチップに加え、これらの機種では最大38個のGPUコア、より高速なメモリ帯域幅、そして96 GBのメモリに対応するM2 Maxも提供されます。ラップトップにこれほどのグラフィック能力とメモリを必要とする人がいるのか疑問に思うかも知れませんが、これらのラップトップでは8Kディスプレイに接続することが可能で、接続するとなればそれなりのパワーが必要になるのです。これらの新機種には、ハイインピーダンスヘッドフォンジャックに加え、3個のThunderbolt 4ポート、Wi-Fi 6E、そしてBluetooth 5.3が搭載されています。


以前の機種と同様に価格は178,800円および288,800円から始まり、すでに受注は開始されていて2月3日からの出荷となります。


■“新しい”HomePod

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/01/new-homepod.jpg


Appleが新しいMacを発表した翌日、同社から唐突にHomePod(第2世代)と呼ばれる新しいフルサイズのHomePodが発表されました。見た目は2021年3月に販売終了した以前の機種と全く変わらず( https://www.intego.com/mac-security-blog/opinion-apple-discontinues-the-homepod-is-that-the-end-for-apple-and-home-audio/ )、追加された機能は温度と湿度センサーだけです。これで、Siriを使ってHomePodに室温を尋ねることができます。これをすごい新機能と呼ぶべきか... なお、温度と湿度センサーはHomePod miniにも入っているので( https://www.macrumors.com/2021/03/22/homepod-mini-temperature-humidity-sensor/ )、HomePodソフトウェアのアップデートでこの機能が使えるようになることは注目に値するでしょう。


最初のHomePodの価格は$349ですが、音質が今ひとつだったので価格が高すぎると言われました( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-homepod-review-superior-sound-but-limited-by-siri/ )。その製品生命の終焉が近づくと、Appleは価格を$299に下げて日本でも32,800円で発売しました。この$299と言うのは、奇しくも新しいHomePodと同じ価格設定です(ただし日本での価格は44,800円)。ほとんどの人にとって、機能的にはHomePod Miniで十分満足できるでしょう( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-homepod-mini-review-siri-in-a-compact-speaker/ )。ただし新しいHomePodの音質が向上しているかは、現時点ではわかりません。2台のHomePodがあれば映画やTV番組をApple TVで観る時に最適なステレオペアを構築できますが、数万円で品質の良いサウンドバーが買える時代に9万円かける価値があるかは疑問です。


HomePod(第2世代)の受注は開始されており、2月3日から出荷開始となります。


■お使いのMacは安全ですか?


Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego



さてさて、火曜日から始まった10年に1度の強烈な寒波。

全国各地でこの寒波による様々な被害が報道されています。

どうか、皆様、おケガや災難に会われることなく、今しばし辛抱しましょう。

皆様の安全とご健康をお祈りしております。


株式会社アクト・ツー

Software Product Team


2015年7月29日水曜日

夏だ!Tube だ!TechTool Pro 8だ!

暑い夏になっています。みなさまいかがお過ごしでしょうか。唐突ですが、アメリカ英語では地下鉄のことを Subway と呼ぶのですが、イギリス、とくにロンドンの地下鉄は Underground とか Tube と呼ぶのが一般的なようです。ちなみにメトロはフランス語、パリの地下鉄のことを指すようですね。

夏の地下鉄といえば、20年ほど前まではエアコンというものは一切使われておらず、暑い車内に大きな扇風機が「ブーーーーーーン」と唸りを上げていました。エアコンがないので辛い車内なのですが、それでも扇風機の風が当たると少しは涼しくなり、気持ち良かったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。



さて、act2ブログは地下鉄についてウンチクを語るブログではないので(嫌いではないんですが(笑))、今回は Mac の扇風機「内蔵ファン」についてのお話です。

暑い夏に MacBook Air や MacBook Pro を使っていると、底面の部分が熱くなってきますよね。しかも、思った以上に熱くなります。これは Mac のプロセッサやメモリ、そしてバッテリーなどが発熱をするためで、とくに高性能モデルや、Mac に大きな負担をかけるようなソフトウェアを使っている場合に発熱量も多くなります。

でも、あまりにも発熱する場合、その熱で Mac 自身も壊れてしまうかもしれません。実際に Mac の修理専門店などでお話を伺うと、夏は気温と湿度の影響で修理で持ち込まれる Mac が増えるとのことでした。

暑い夏のいま、発熱する Mac が壊れないように内蔵ファンが正常に動作しないといけません。そのファンが設計通りの正常な回転数で回っているか、 TechTool Pro 8 を使えば一発で判別できます。

大事な Mac が壊れないよう、夏こそ TechTool Pro 8 の出番が増えてきます。

TechTool Pro 8 徹底解説

TechTool Pro 8(テックツールプロ8)製品情報ページ

TechTool Pro FAQ ページ

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2015年2月14日土曜日

【コラム】MacBook・MacBook Air・MacBook Pro のネットセキュリティを自動化しよう



MacBook Air・MacBook Pro には、とりあえず、「ネットバリア」をインストールしてください。

みなさんは MacBook Air・MacBook Pro のセキュリティ設定をどのようにされていますか?

2014年6月17日火曜日

【検証】今回の Intego はとにかく軽い、早い、トラブらないの三拍子。


Mac 専用にチューニングされている(= Windows版の単なる移植バージョンではない)ということで、最近注目を浴び始めた Intego ウイルスバリア・ネットバリア(Mac インターネットセキュリティ)。

2014年5月7日水曜日

【検証】iUSBport HD 他社製USB 3.0 HDケースとの速度比較



iUSBport HDには、Macなどに直接接続して使用するためのUSB 3.0ポートが装備されています。
そこで今回は、このUSB 3.0ポートの実力を検証してみます。

検証方法は、ベンチマークソフトの「Blackmagic Disk Speed Test」を使用して、iUSBport HDと他社製USB 3.0 HDDケース、それぞれベンチマークテストを実施。


内蔵するHDDは、日立GST製500GBのハードディスクを使用。
ベンチマークを行う本体は「MacBookPro Retina 13-inch, Late 2013」。この環境で、いざベンチマーク開始!!

まずは、他社製USB 3.0 HDケースにてテスト開始・・・


結果は、読み込み速度が「95.6MB/sec」書き込み速度が「88.8MB/sec」という結果。さすがUSB3.0、Read/Writeともに早い!!

続いてiUSBport HDでのテストを開始・・・



結果は、読み込み速度が「96.6MB/sec」書き込み速度が「97.8MB/sec」という結果。
この結果より、USB3.0専用のドライブケースとほとんど遜色のない結果、いやむしろiUSBport HDの方がWrite速度において少しばかり早い!!

これでしたら、大容量のファイルもスピーディーにコピーできます。
また、TimeMachineの保存先ディスクとしても使用できますので、Mac本体のバックアップディスクとしても、もちろん使用可能!スピーディーなバックアップを実現します。

様々な機能満載のiUSBport HD。多機能になると、ひとつひとつの機能が「それなり」になりがちですが、この結果をご覧いただいたとおり、一切の妥協なしで設計されています!

多機能」だけじゃない「高性能」でもあるiUSBport HDは、正に「向かう所敵なし」なデバイスと言えるでしょう。

By S.S

iUSBport HDご購入・詳細



2013年4月20日土曜日

2013年4月8日月曜日

Apple TV で 自分のアカウントの YouTube を見る




Google の 2 段階認証と Apple TV というトピックで記載したように、最新の Apple TV には直接 YouTube へログインできる機能がある。しかし、ログインアカウントに対して Google が提唱している 2 段階認証を適用すると、ログインする術が無くなってしまう...

2013年3月24日日曜日

Google の2段階認証と Apple TV



セキュリティ強化のために、Google 社は「2 段階認証」を推奨している。
「うー、めんどうだ...」と思ってきたけれど、ついに個人アカウントでやってみた。


2012年12月16日日曜日

iPad mini Sim Free + docomo Nano Sim(第二章)


という重々しいタイトルを背負って下記に事実のみ記載します。


用意したのは、Hong Kong の正規ディーラーから仕入れた iPad mini Slim Free 版と docomo ショップで購入した docomo Nano Sim カードの2つ:


2012年12月15日土曜日

iPad mini Sim Free + docomo Nano Sim(序章)


国内でキャリアさんから発売されたのに、わざわざ海外から仕入れてみた iPad mini Sim Free 版。昨日届きました。で、まず Nano Sim を入手せねば!と、近くの docomo ショップへ直行。

ラッキーなことに待ち時間無しでカウンターへ!まだ発売間もないのに、店員さんも手慣れたもので「はいはい、了解です」という感じ。しかし、「iPhone 5 なら間違いなく使えますが iPad mini は公式にはサポートしていません」というような趣旨の説明を受けた。ま、よくあるパターンです (^^