2023年1月27日金曜日

Apple の最新CPU及び各最新モデルのポイント

 



今日の内容は、Apple の最新CPU及び各最新モデルのポイントチェックです。


(この内容は、2023年1月18日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたApple Announces M2 Pro & M2 Max Chips, New MacBook Pros, New Mac mini, and New HomePodの翻訳です)


Appleの純正プロセッサは順調にアップグレードされていて、同社はM2 ProおよびM2 MaxというM2チップの新しいバージョンを発表しました。これらの新しいプロセッサは、M1 ProおよびM1 Max同様の機能を持っていますが、より多くのコア、より多くのメモリへの対応、そして消費電力の縮小などさらに進化をしています。


同社は、同時にこれらのより高速で高機能なプロセッサを搭載したM2 Mac miniおよび14"と16" MacBook Proという新しいMacを公開しました。さらには、どういうわけか2年前に販売終了したフルサイズのHomePodも復活しました。


■AppleのM2 ProおよびM2 Maxプロセッサ


AppleがそのM1チップのProおよびMaxバージョンを発表したのは、たった15ヶ月ほど前です( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-goes-pro-in-second-homegrown-silicon-salvo/ )。これらのプロセッサは、チップ上のCPUおよびGPUコアの数を増やし、メモリ帯域幅を増やし、電力消費を抑えたものでした。AppleはM2プロセッサでもM1の時と同様の改良を加えたM2 ProとM2 Maxを発表し、新しいMacに搭載して出荷開始します。


M2 Proは、最大12個のCPUコアと最大19個のGPUコアを持ち、32 GBのユニファイドメモリに対応します。M2 Maxはその上を行き、最大38個のGPUコアと2倍のユニファイドメモリ帯域幅を持ち、最大96 GBのメモリに対応できます。それ以上のメモリに対応するAppleのプロセッサは、128 GBのメモリが扱えるMac Studioに搭載されたM1 Ultraだけです。


Appleは、XcodeとPhotoshopでそれぞれ25%および40%の処理速度の向上を確認し、このような高速化はプロセッサ負荷が高い他のアプリでも体感できるとしています。例えば、12コアのM2 Proはほとんどの処理を行う高効率コアを4個持ち、さらに負荷の高い処理を行う高性能コアを8個持っていいます。これはM1 ProおよびMaxより2個多く、最大38個のGPUコアについてもM1チップの32個より多くなっています。最大の変更は、これらのチップが扱えるメモリサイズで、M2 Maxの場合は最大98 GBとなっています。


■新しいMac mini

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Mac miniは、2020年後半にAppleのMシリーズプロセッサに移行した最初の製品の一つです。今回の新製品では数ヶ月前から提供開始されていたM2プロセッサを搭載するとともにM2 Proオプションも用意されています。価格を見ると、エントリーレベルの8 GB / 256 GBの機種は、ファイルサーバや基本的な計算処理に使われる小型のMacとしては破格の値段設定と言える84,800円に値下げされています。M2 Proを搭載するハイエンドの機種では、最大32 GBのメモリおよび8 TBのストレージ容量で構成できます。M2では2台、M2 Proでは3台のディスプレイに対応でき、それぞれ2個あるいは4個のThunderbolt 4ポートを持ちます。この全てが新しくなったMac miniは、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3を搭載し、Appleではどちらの機種も「ハイインピーダンスのヘッドフォンに対応するアップグレードされたヘッドフォンジャック」を持つことを強調しています。さらに、10 GB Ethernetのオプションも用意されています。


今回の新しいMacは、M2の機種が84,800円から、M2 Proの機種は112,800円からで、1月23日に受注開始されて2月3日から出荷開始されます。


■新しい14"および16" MacBook Pro

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言うまでもなく、前述のM2プロセッサの改良は新しいMacBook Proモデルにも適用されます。M2 Proチップに加え、これらの機種では最大38個のGPUコア、より高速なメモリ帯域幅、そして96 GBのメモリに対応するM2 Maxも提供されます。ラップトップにこれほどのグラフィック能力とメモリを必要とする人がいるのか疑問に思うかも知れませんが、これらのラップトップでは8Kディスプレイに接続することが可能で、接続するとなればそれなりのパワーが必要になるのです。これらの新機種には、ハイインピーダンスヘッドフォンジャックに加え、3個のThunderbolt 4ポート、Wi-Fi 6E、そしてBluetooth 5.3が搭載されています。


以前の機種と同様に価格は178,800円および288,800円から始まり、すでに受注は開始されていて2月3日からの出荷となります。


■“新しい”HomePod

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Appleが新しいMacを発表した翌日、同社から唐突にHomePod(第2世代)と呼ばれる新しいフルサイズのHomePodが発表されました。見た目は2021年3月に販売終了した以前の機種と全く変わらず( https://www.intego.com/mac-security-blog/opinion-apple-discontinues-the-homepod-is-that-the-end-for-apple-and-home-audio/ )、追加された機能は温度と湿度センサーだけです。これで、Siriを使ってHomePodに室温を尋ねることができます。これをすごい新機能と呼ぶべきか... なお、温度と湿度センサーはHomePod miniにも入っているので( https://www.macrumors.com/2021/03/22/homepod-mini-temperature-humidity-sensor/ )、HomePodソフトウェアのアップデートでこの機能が使えるようになることは注目に値するでしょう。


最初のHomePodの価格は$349ですが、音質が今ひとつだったので価格が高すぎると言われました( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-homepod-review-superior-sound-but-limited-by-siri/ )。その製品生命の終焉が近づくと、Appleは価格を$299に下げて日本でも32,800円で発売しました。この$299と言うのは、奇しくも新しいHomePodと同じ価格設定です(ただし日本での価格は44,800円)。ほとんどの人にとって、機能的にはHomePod Miniで十分満足できるでしょう( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-homepod-mini-review-siri-in-a-compact-speaker/ )。ただし新しいHomePodの音質が向上しているかは、現時点ではわかりません。2台のHomePodがあれば映画やTV番組をApple TVで観る時に最適なステレオペアを構築できますが、数万円で品質の良いサウンドバーが買える時代に9万円かける価値があるかは疑問です。


HomePod(第2世代)の受注は開始されており、2月3日から出荷開始となります。


■お使いのMacは安全ですか?


Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego



さてさて、火曜日から始まった10年に1度の強烈な寒波。

全国各地でこの寒波による様々な被害が報道されています。

どうか、皆様、おケガや災難に会われることなく、今しばし辛抱しましょう。

皆様の安全とご健康をお祈りしております。


株式会社アクト・ツー

Software Product Team


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