2022年3月13日日曜日

Mac用のプレビューでPDF内のテキストを確実に墨消しする

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。


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Mac用のプレビューでPDF内のテキストを確実に墨消しする
(この記事は、2022年2月24日にKirk
McElhearn
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/
によってMac
Security Blogに投稿された
Securely Redact Text in PDFs with Apple Preview onMacの翻訳です)


PDFファイルを他の人に送るとき、表示される情報の一部を隠したいと思う
ことがあります。例えば、銀行口座を持っていることを証明するためにその
明細を他人に送らなければならない場合、次のように残高をモザイク化して
隠したりします:


https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/pixelization.png


しかし、BishopFoxのセキュリティ研究者によれば、このようなモザイク化は
簡単なツールを使って復元可能だそうです。

https://bishopfox.com/blog/unredacter-tool-never-pixelation

基本的には、特定の文字がモザイク化された時にどのような状態になるかを
調べ、ある種のリバースエンジニアリング技術を使い、元の文字を復元すると
いうやり方です。言うほど単純な処理ではありませんが、高速で確実に復元
できます。


でも、運よくMacを使っているなら、PDFやイメージファイルを表示する
ためのプレビューアプリケーションにもっと強力な墨消しツールが用意されて
います。


使い方は、下図のようにまずプレビューでPDFファイルを開いて右上の方に
あるマークアップボタンをクリックし、左上の方に表示された墨消し選択
ボタンをクリックします。マークアップボタンを使わずに、ツールメニュー
から墨消しを選んで墨消し選択ツールを有効にすることもできます

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/preview.png


墨消し選択ボタンをクリックすると、プレビューがその機能の説明と注意を
表示するダイアログが開きます。


書類上のテキストを墨消しして保存するとやり直しはできませんので、必ず
事前に墨消ししたいファイルのコピーを作成しておいてください。なので、
前出のダイアログで“次回から表示しない”オプションをチェックせず、変更が
恒久的であることを注意するこのダイアログが毎回表示されるようにして
おいた方が無難です。


墨消ししたいテキストに対してカーソルをドラッグすれば、次の図のように
その部分がハッシュマーク付きで黒くなります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/redacted.png


編集中なら墨消しを変更することができます;カーソルをテキスト上でドラ
ッグして黒い墨消し部分を追加したり、同じ部分を再度ドラッグして墨消しを
除去することもできます。また、墨消しされたテキスト上にカーソルを移動
すると、その部分のテキストを確認することができます。ただし書類を保存
したら、その墨消しは永久となりやり直しできません。


これでファイルを他人に送っても安心です。もちろん、普通は上で紹介した
例のように何でもかんでも墨消しすることはないでしょう。

通常、電子メールアドレス、電話番号、金額、あるいは氏名などを隠せば
十分です。単語でも段落でもページでも、本当に必要な部分だけを墨消し
してください。

株式会社アクト・ツー
Software Product Team


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