私は基本的に、自分の友人知人であっても、「こういうのがあるよ」という話はするけれども、決して無理強いはしないようにしている。他でも販売されている製品なら「他でも売ってるよ」とそっけなく言うことにしている。それでうちのストアを選んでくれるかどうかを試すためでもある。
先日、「Mac で Windows」の話になり、本人はどこで何を買うか決めかねていた。「パラレルスというのがあるよ」と話したら、「それくらい知ってるわー」と言われた。ある程度 Mac を使ってきている人で、MacFan や MacPeople を熱心に読んでいる人だから当然といえば当然かもしれない。彼の悩み（悩みというほどでもないが）は、どこでなにを買うのが総合的に考えて一番良いか、ということだった。
「パラレルスのサイトからダウンロードで買うのが一番早いんちゃうん？」というと、「もっと安いとこもあるしな〜、値段だけで決めるべきか....」
余談：私もそうだが、最近は衝動買いをしなくなった。何回も考えてから買う。これは今の時代の特徴なんだろうか？
話がすぐに音楽の話題へそれてしまったので、その件についてはそれ以上しなかった。後日メールが来て「act2 ストアでパラレルスのパッケージ買ってやったからありがたく思え」というような内容だった。いやいや、本当に、有難うございました。理由をたずねたら、意外な返事が返ってきて、それがおもしろかったので、このコラムを書いている次第です。
いわく、
- まず、パラレルスは14日間無償で使えるトライアルダウンロード版がある。
- これは機能限定のお試し版ではなく、フル機能の14日限定版である。
- 従って、この時インストールした Windows は後に再インストールする必要がなくそのまま使えることがわかった。パラレルス自体も再インストールする必要がなくライセンスキーを入れるだけでそのまま使えることがわかった。
- よって、まずその14日無償版をダウンロードして、手持ちの Windows を入れて、あとで BOX パッケージを購入し、そのライセンスキーを入れてやれば何も再インストールする必要がなく、メディア (CD) が手元に残る。
- じゃあ BOX パッケージをどこで買うか、という点については、act2 ストアもかなり安くなっていたし、他店とちがって act2 アカウントを作ってそこにライセンスキーを保管しておくことができ、さらに、万が一うまくいかなかったときに、act2 のサポートが受けられる。（act2 のサポートは仮想マシンのインストールが完了するところまで責任をもってサポートしてくれる、と書いてあった、一番安かったわけではないが、それは保険代と考えた）
という内容だった。私が意外に思ったのは ４ の項目。なるほど、そういう考え方があるのか... と正直驚いた。５ については単に会社の宣伝になってしまうのでこれ以上言及しません。
後日談：
「その後どうよ？ちゃんと Windows 使えてる？」と聞いたら、
「うーん、毎日使うわけちゃうけど、Windows は更新が頻繁にあるからちょっと放っておくといざ使おうとした時に、その前に更新、みたいなことがよくあるんで、自動更新にセットして、いつも必ず起動だけはさせてある、起動させておくだけならほとんど負荷かからんのね、それはおどろいた」
とのこと。
解説：
確かに彼のコメントは「実に的を得ており」、パラレルスで仮想マシンを起動させておくだけなら、その負荷はほとんど気にならない。もちろん起動時だけは負荷がかかりますが、それは Mac でも同じなので。
ちなみに彼のマシンは MacBookPro ですが、詳細は本人もよく把握していませんでした。（今はそういう時代なのかも...）
- Mikiya Kato
パラレルスに関する情報は こちら
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