2022年4月4日月曜日

共同作業に便利なクラウドライブラリ機能

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

Snagitでドキュメントを作成する際、複数のスタッフで共同作業を行いたい場合に、ぜひ利用していただきたいのが「クラウドライブラリ」機能です。
この機能は、Googleドライブ、Dropbox、BOXといったクラウドストレージと組み合わせることで、Snagitのキャプチャーデータファイルを、アプリ上から直接クラウドストレージ上に保存したり読み込んだりすることが可能です。
この機能を活用すれば、例えば、Aさんが最初に各種データをキャプチャーし、それらの作業が終わったら、今度はBさんがそのデータを編集するといった共同作業を行う場合、いちいちAさんがBさんにデータを引き渡したりしなくても、クラウド上のファイルをBさんが開くことで、次の作業へと進むことが可能です。
また、Bさんが作業している時に、もし足りないデータがあった際も、Aさんが直接クラウドストレージに追加データを作成してもらうことで、Bさんは素早く続きの作業を進められます。
「クラウドライブラリ」機能を活用すれば、共同作業時のファイル受け渡しの煩わしさから解放されます。
是非一度お試しください!

Snagit(スナグイット)

株式会社アクト・ツー

Software Product Team


2022年4月3日日曜日

別れた相手とのiPhoneやiPadのデータ共有を止める方法

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

act2ブログ日曜版~IntegoTips~をお届けいたします。


別れた相手とのiPhoneやiPadのデータ共有を止める方法
(この記事は、2022年2月14日にKirk
McElhearn
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/
によってMac
Security Blogに投稿された
Bad Breakup? How To Stop Sharing Data with Your Ex on
iPhone and iPadの翻訳です)


人間関係とは不思議なものです。永遠に続く場合もあるし、別れても円満な
付き合いが続くこともあります。しかし、泥沼の別れもあります。離婚したり、
恋人と別れると、毎日の生活に関わるさまざまな変更を強いられます。
多くのものを共有してきたと思いますが、データも共有していた場合は大きな
変更が必要になります。新たな人生を踏み出すには、デジタルライフから
別れた相手を完全に取り除く必要があり、パスワードの変更、設定の変更、
Appの削除などが必要となるでしょう。


この記事では、位置情報、カレンダー、そしてAppの共有を終了するために
お使いのiPhoneやiPadの共有設定を確認して変更する方法を説明します。


■iOSおよびiPadOSでの共有


iOSもiPadOSも素晴らしい共有機能を持っています。友達やパートナーと
繋がり、位置情報、人生に関する情報、写真などを共有することができます。
こうした機能は、あなたと相手が互いに何をしているか知るためにあります。
二人の絆が続く限り、これらの機能は便利で問題もありませんが、別れが
来たとなれば別です。iOSやiPadOSには、無効にしなければならない共有
オプションがたくさんあります。なお、これらの機能のほとんどはMacにも
適用されることに注意してください。Macの場合は、システム環境設定ある
いは個々のアプリケーションで設定変更できます。


1. ファミリー共有


AppやAppleのサービスを共有するためにファミリー共有を使っているなら、
あなた自身あるいは別れた相手をファミリーのグループから除去する必要が
あります。どちらを除去するかは、グループを作成した側によって異なります。
そのためには、設定に表示された名前をタップし、「ファミリー共有」を
タップしてください。あなたがファミリーグループを設定したのなら、別れた
相手の名前をタップして「[家族の名前]

さんをファミリーから登録解除」をタップして相手を除去できます。
グループを設定したのが自分でない場合は、自分の名前をタップして
「ファミリー共有の使用を停止」をタップします。


ファミリーグループから誰かを除去すると、その人はApple Mail、Apple TV+、
あるいはApple
Oneサブスクリプションにアクセスできなくなります。
同様にファミリーグループのiClooudストレージも使えなくなり、ムービーや
ブックなどで購入した製品も利用できなくなります。位置情報共有もOFFに
なり、共有カレンダーおよびリマインダーのリストからその人は除去され
写真にある共有アルバムも使えなくなります。


ただし、この変更が反映しないものもあります。Apple Card FamilyAccountを
共有している人がいる場合は、手動での除去が必要になります。ファミリー
グループで購入したAppもiPhone、iPad、あるいはMacから自動では削除
されません。Appを削除したり再度購入するかは、グループから除去された
人が判断します。


すべての人がファミリー共有を使っているわけではありませんから、ファミ
リー共有を使っていない場合は、念のために以下で紹介するすべての設定を
見直す必要があります。実際のところ、ファミリー共有を使っていた場合でも
、次のいくつかの設定は見直さなければなりません。


2. Apple ID


Apple IDアカウントを共有する人もいますし、アカウントは別々でも互いの
Apple
IDパスワードを教え合うこともあります。そのような場合は、別れた
相手が電子メール、メッセージ、カレンダー、その他のデータに今後はアク
セスできないように変更をしなければなりません。


誰かがあなたの電子メールを見ることができると、登録されている電子メール
アドレスにパスワードをリセットするためのリンクを送るサイトやサービスの
「パスワードのリセット」機能を使って、あなたの様々なアカウントに侵入
する可能性があります。場合によっては、勝手にパスワードを変更されて
あなた自身のアカウントから永遠に締め出されるかもしれません。


お使いのPhone、iPad、あるいはiPod touchでApple

IDパスワードを変更するには、設定Appを開き、名前をタップし、
「パスワードとセキュリティ」をタップしてください。続いて、
「パスワードを変更」をタップし、新しいパスワードを入力します。


お使いのMacでApple

IDパスワードを変更するには、Appleメニューからシステム環境設定を開き、
パスワードとセキュリティをクリックし、パスワードを変更をクリックして
新しいパスワードを入力します。


現在のパスワードから一文字だけを変更するといった横着は避けるとともに、
新しいパスワードを忘れないように注意してください。


3. パスコード、Touch ID、そしてFace ID


お互いのデバイスを開けるようにデバイスのパスコードを共有したり、
Touch IDやFace
IDをそのように設定する人もいます。例えば、二人で同じ
iPadを共有しているならその方が便利でしょう。そのような場合、もう会う
ことがないはずでも相手が合鍵を持っているかもしれませんし、この機会に
変更しておいた方が無難です。設定
 > Face IDとパスコード、あるいは設定
> Touch
IDとパスコード(デバイスによって異なります)を開き、下へスク
ロールして「パスコードを変更」をタップし、新しいパスコードを入力して
ください。


Touch

IDでは、あえて名前を変更していなければ登録されている指紋は下図のよう
「指紋1」と「指紋2」とだけ表示されます。どっちがどっちの指紋かわから
なくなったら、「指紋を追加」をタップしてあなたの指紋を登録し直してから、
既存の指紋を削除してください。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/touch-id.png


Face IDでは、「FaceIDのリセット」をタップし、自分の顔で設定をやり
直す必要があります。


Touch

IDが有効なMacでは、前述のiPhoneやiPadで指紋を除去するのと同様の方法で
変更してください。Appleメニューからシステム環境設定を開き、Macに登録
されている指紋を管理するためにTouch
IDをクリックしてください。


これらの手順は、相手があなたのデバイスに触れる状態の場合は必須となります。
あなたのデバイスのロックを解除するPINあるいはパスコードを知っているか、
顔あるいは指紋などの生体認証を利用できるのであれば、その気になれば
あなたの電子メールをチェックできると思って良いでしょう。すると、前述の
通りサイトなどの「パスワードをリセット」機能を使い、あなたがあなた
自身のアカウントを利用できなくする可能性があるのです。そうなれば、あな
たになりすましてメッセージを送ることもできるでしょう。そんなリスクを
放置する意味はありませんから、すぐに変更してください。


4. 位置情報を共有


ひどい別れの後では、相手に自分のことを知られたくないでしょうから位置
情報共有は無効にしなければなりません。「探す」Appを開き、メンバー
アイコンをタップしてください。位置情報を共有していた相手を見つけて
タップし、「[名前]さんを削除」をタップします。


5. 写真の共有


誰かと写真を共有しているなら、「写真」Appでアルバム共有を開いて
ください。アルバムを選んでメンバーアイコンをタップして、そのアルバムを
共有している人を表示します。共有しているなら、別れた相手の名前を
タップし、「参加者を削除」をタップします。共有アルバムに参加している
なら、「参加を取り消す」をタップしてください。そのアルバムであなたが
共有している写真も忘れずに削除しておきましょう。


さらにやっておいた方が良いのが、自分の写真ライブラリから別れた相手の
写真、あるいは一緒に写っている写真を削除することです。これでメモリー
にも表示されなくなります。


6. カレンダーおよびリマインダー


「カレンダー」Appでカレンダーをタップし、共有カレンダーを選択して
ください。カレンダーを共有しているなら、ⓘ(小文字のiが入った丸)アイ
コンをタップし、別れた相手の名前をタップし、下図のように「共有を停止」
をタップします。自分が参加している場合は、ⓘアイコンをタップし、
「カレンダーを削除」をタップします。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/calendar.png


7. メッセージ


Appleの「メッセージ」Appにも無効にするべき機能があります。


iPhoneを使っていて、別れた相手とのやりとりがまだ保管されているなら、
「メッセージ」Appで別れた相手の名前をタップし、画面上部の相手の名前を
タップしてください。少し下にスクロールし、「“あなたと共有”に表示」、
「開封証明を送信」、そして「集中モード状況の共有などが有効になって
いたら無効に変更します。場合によては、相手がメッセージを送ってきた時に
通知されないように「通知を非表示」設定を有効にするのも良い考えです。


Macを使っているなら、「メッセージ」Appで相手の名前をクリックし、
メッセージウインドウ上部のⓘ(小文字のiが入った丸)アイコンをクリック
してください。下へ少しスクロールしてあなたと共有に表示、開封証明を送信、
そして「集中モード状況を共有」などが有効になっていたら無効に変更します。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/messages.png


8. Apple Watch


Apple

Watchをお持ちで、誰かとアクティビティを共有しているなら、iPhoneの
「フィットネス」Appを開き、共有タブをタップしてください。画面上部の
メンバーアイコンをタップし、別れた相手の名前をタップし、「友達を
削除する」をタップします。


9. ホーム


家のデバイスを管理するために「ホーム」Appを使っている場合、カメラや
スマートロックなどが含まれている可能性があります。別れた相手と「ホーム」
の共有を中止するには、「ホーム」Appを開き、画面左上の家のアイコンを
タップし、「ホーム設定」をタップしてください。メンバーで「ホーム」を
共有している相手の名前をタップし、「メンバーを削除」をタップします。
誰かの「ホーム」を共有している場合は、ホーム設定で自分の名前をタップ
して「ホームへの参加を中止」をタップします。


すべてのデジタル・セキュリティカメラや他のスマートデバイスあるいはIoT
(インターネットオブシングス)デバイスがAppleの「ホーム」から管理できる
わけではないことに注意してください。例えば、Ringのドアベルおよびカメラ、
あるいはAmazon

Echoデバイスでは、誰かが家にいるあなたを盗み聞きしたり盗み見たりできる
可能性があります。こうした共有設定は、それぞれRingやAlexa
Appで管理
されています


10. Apple純正以外のAppを確認


Apple純正以外のAppでは、他の方法でデータを共有することがあります。
例えばStravaのように、「エクササイズ」Appが位置情報を共有しているかも
しれません。利用しているすべてのAppで位置情報を使用していないか確認
しましょう。


ログイン情報も同様です。別れた相手があなたのアカウントに対するパス
ワードやログイン用のAppなどログイン情報を知っていると思われるなら、
パスワードを変更してください。


前述のAlexaやRingのように、家にいるあなたを覗き見したり盗み聞きできる
可能性があるIoTデバイス用のApple純正以外のAppについても忘れないで
ください。


11. そして、さらに...


Appleは、あなたのデータや位置情報が共有される可能性がある方法を調べる
ために見るべき次のようなチェックリストをいくつか用意しています:

あなたの位置情報を誰にも見られないためのチェックリスト
https://support.apple.com/ja-jp/HT212023)、そしてあなたのデバイスや
アカウントに誰かがアクセスしていない確認するためのチェックリスト
https://support.apple.com/ja-jp/HT212021)。さらに詳細な情報について、
Appleのパーソナルセーフティ・ユーザガイドも参照ください
https://support.apple.com/ja-jp/guide/personal-safety/welcome/web)。

 
株式会社アクト・ツー
Software Product Team


2022年3月28日月曜日

最新版のソフトウェアを使用していますか?

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

皆様のお手元でご利用いただいておりますソフトウェアは最新版のものを
ご利用いただいておりますでしょうか。
最新版へとアップデートしていただくことで、細かなバグフィックスだったり、
新しい機能が追加されたりなど様々なメリットがあります。
ほとんどのソフトウェアは自動アップデート機能により最新版への更新を促す
画面が表示されるかと思いますが、

「アップデートなんて一度も行ったことないよ。」

といった方は、この機会に是非最新版へのアップデートを実行していただく
ことをおすすめいたします。

代表的なソフトウェアの最新版は下記のとおりです(2022年3月28日現在)
・TechToolPro(テックツールプロ)・・・バージョン 15.0.2
・ParallelsDesktop(パラレルスデスクトップ)・・・バージョン 17.1.1-51537
・Snagit(スナグイット)・・・バージョン 2022.0.3
・Camtajia(カムタジア)・・・バージョン 2021.0.10
・VirusBarrier(ウイルスバリア)・・・バージョン 10.9.57
・NetBarrier(ネットバリア)・・・バージョン 10.9.16
・ParsonalBackup(パーソナルバックアップ)・・・バージョン 10.9.14
・WashingMachine(ウォッシングマシーン)・・・バージョン 10.9.11
・ContentBarrier(コンテンツバリア)・・・バージョン 10.9.14

株式会社アクト・ツー
Software Product Team


2022年3月27日日曜日

Gmailが迷惑メールをフィルタリングする新しいルール: 迷惑メールフォルダを チェックしよう

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

act2ブログ日曜版~IntegoTips~をお届けいたします。

Gmailが迷惑メールをフィルタリングする新しいルール: 迷惑メールフォルダを
チェックしよう
(この記事は、2022年2月24日にKirkMcElhearn
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/
によってMacSecurity Blogに投稿されたNew Gmail Spam Filtering Rules:
Check Your SpamMailboxの翻訳です)

全世界の10億以上の人と同様にあなたもGmailを使っているなら、あるいは
Gmailを使っている人に電子メールを送っているなら、ここ数ヶ月でGmailが
迷惑メールをフィルタリングする方法が変更されたと感じているでしょう。
Gmailの利用者は、以前は問題のない電子メールの多くが迷惑メールに振り分け
られていることに気付き、メールを送った人も電子メールがちゃんと届いていな
いことに気付き始めています(この件に関するGoogleのサポートスレッドを
紹介しておきます。

どうやらGoogleがドメインの扱い方を変更し、ドメインの設定方法について
非常に厳しくなったように見受けられます。電子メールに独自ドメインを使って
いる場合、次の点に注意して設定されているか確認してください。なお、次の
Googleのサポート書類に電子メールが確認される3個の方法について説明
されています。
なお、Gmailアカウントを持っているなら、同様の変更が必要になる可能性が
あります。

●SPF(Sender Policy
Framework)では、電子メールサーバが偽造メールを検出できるようにします。
迷惑メールで最も多いのが、迷惑メールフィルターをすり抜けるために問題のない
ドメインを使って偽造された電子メールです。SPFは、送信元のIPアドレスと
使われているドメインの電子メールサーバのIPアドレスを比較します。Googleの
サポート書類では「SPFがない場合は、お使いの企業や団体あるいはドメインから
送られてメッセージが受信メールサーバによって迷惑メールと判断されるでしょう」
としています。

●DKIM(DomainKeys Identified
Mail)は、電子メールに電子署名を追加することで、企業や団体の電子メール用
サーバが偽造されているかを電子メールサーバが確認するもう一つの方法です。

●DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and
Conformance)は、電子メール内でのお使いのドメインのなりすましを防ぐ
もう一つの方法です。

上記の中で最も重要ですが最も簡単に設定できるのは、SPFです。その方法は
次のページで解説されています:

しかし、私は一つの問題に気づきました。多くの人がGmailの迷惑メールフォル
ダを確認していないのです。多くの人が、どの電子メールを受信フォルダに入れ
るか決定するアルゴリズムを信頼しきっているのは信じ難いことです。電子
メールを送った人にTwitterなど他の方法で連絡し、私が送った電子メールが
届いているか確認してもらうと、私の電子メールが迷惑メールフォルダに入って
いることが初めてわかるのです。Gmailの迷惑メールフィルタが有効であることに
疑問はありませんが、Gmailアカウントの受信フォルダと迷惑メールフォルダの
両方を見てみると、多くの迷惑メールが受信フォルダに入っているし、問題のない
メッセージのいくつかが迷惑メールフォルダに入っていることから、決して完璧な
ものではないことがわかります。

独自ドメインで電子メールを利用している場合は、前述の設定を行うか、電子
メールホストでそのドメインを設定してください。たった数分の作業で、あなたの
電子メールは迷惑メールと判定されにくくなります。そしてGmailを使って
いるなら、定期的に迷惑メールフォルダを見るようにしましょう。

株式会社アクト・ツー
Software Product Team


2022年3月13日日曜日

Mac用のプレビューでPDF内のテキストを確実に墨消しする

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。


act2ブログ日曜版~IntegoTips~をお届けいたします。


Mac用のプレビューでPDF内のテキストを確実に墨消しする
(この記事は、2022年2月24日にKirk
McElhearn
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/
によってMac
Security Blogに投稿された
Securely Redact Text in PDFs with Apple Preview onMacの翻訳です)


PDFファイルを他の人に送るとき、表示される情報の一部を隠したいと思う
ことがあります。例えば、銀行口座を持っていることを証明するためにその
明細を他人に送らなければならない場合、次のように残高をモザイク化して
隠したりします:


https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/pixelization.png


しかし、BishopFoxのセキュリティ研究者によれば、このようなモザイク化は
簡単なツールを使って復元可能だそうです。

https://bishopfox.com/blog/unredacter-tool-never-pixelation

基本的には、特定の文字がモザイク化された時にどのような状態になるかを
調べ、ある種のリバースエンジニアリング技術を使い、元の文字を復元すると
いうやり方です。言うほど単純な処理ではありませんが、高速で確実に復元
できます。


でも、運よくMacを使っているなら、PDFやイメージファイルを表示する
ためのプレビューアプリケーションにもっと強力な墨消しツールが用意されて
います。


使い方は、下図のようにまずプレビューでPDFファイルを開いて右上の方に
あるマークアップボタンをクリックし、左上の方に表示された墨消し選択
ボタンをクリックします。マークアップボタンを使わずに、ツールメニュー
から墨消しを選んで墨消し選択ツールを有効にすることもできます

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/preview.png


墨消し選択ボタンをクリックすると、プレビューがその機能の説明と注意を
表示するダイアログが開きます。


書類上のテキストを墨消しして保存するとやり直しはできませんので、必ず
事前に墨消ししたいファイルのコピーを作成しておいてください。なので、
前出のダイアログで“次回から表示しない”オプションをチェックせず、変更が
恒久的であることを注意するこのダイアログが毎回表示されるようにして
おいた方が無難です。


墨消ししたいテキストに対してカーソルをドラッグすれば、次の図のように
その部分がハッシュマーク付きで黒くなります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2022/02/redacted.png


編集中なら墨消しを変更することができます;カーソルをテキスト上でドラ
ッグして黒い墨消し部分を追加したり、同じ部分を再度ドラッグして墨消しを
除去することもできます。また、墨消しされたテキスト上にカーソルを移動
すると、その部分のテキストを確認することができます。ただし書類を保存
したら、その墨消しは永久となりやり直しできません。


これでファイルを他人に送っても安心です。もちろん、普通は上で紹介した
例のように何でもかんでも墨消しすることはないでしょう。

通常、電子メールアドレス、電話番号、金額、あるいは氏名などを隠せば
十分です。単語でも段落でもページでも、本当に必要な部分だけを墨消し
してください。

株式会社アクト・ツー
Software Product Team


2022年3月6日日曜日

ウクライナの組織を標的にしたマルウェア、HermeticWiperから身を守る方法

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

act2ブログ日曜版~IntegoTips~をお届けいたします。

ウクライナの組織を標的にしたマルウェア、HermeticWiperから身を守る方法
(この記事は、2022年2月26日にJoshuaLong
によってMacSecurity Blogに投稿された
HermeticWiper malware targeting orgs in Ukraine;here's how to stay safeの
翻訳です)

HermeticWiperと呼ばれる新しいマルウェアがウクライナを標的に拡散しています。
お使いのコンピュータを守るために知っておくべきことを説明したいと思います。

■HermeticWiperとは何か?

HermeticWiperは、新しい形のワイパー型マルウェアです。ワイパーとは、感染
したシステム上のファイルやデータを消去したり上書きする悪質なソフトウェアです。

HermeticWiperの場合は、感染したコンピュータのマスターブートレコードを破壊
してしまうのでPCが使用不能な状態になります。

このマルウェアは、ここ数日でウクライナの組織のコンピュータに感染したことが
わかっています。Symantecでは、このマルウェアは2月24日の朝、「ロシアに
よる侵攻開始直前にウクライナの組織に対する攻撃で使用された」としています。
https://symantec-enterprise-blogs.security.com/blogs/threat-intelligence/ukraine-wiper-malware-russia

HermeticWiperはどのようにコンピュータに感染するのか?

ESETによれば、少なくとも一件でActive Directoryディレクトリポリシーを介し、
ある組織全体のWindowsPCに対してHermeticWiperが展開されています。

わかった事実から、感染した組織は攻撃に気づかないまま、既に数ヶ月前に不正
アクセスされていた可能性が示唆されています。攻撃者がこの組織に対して当初
使った侵入口は、公開サーバ上のパッチされていない脆弱性でした。

■HermeticWiperを防ぐ、あるいは除去する方法

Intego製品を使っているお客様は、このマルウェアや同種の脅威から保護されて
います。

今の所、このマルウェアはWindows PC上でのみ確認されていますが、Integoの
Mac PremiumBundle X9(https://www.act2.com/integostore#mpb
あるいはMac Internet SecurityX9(https://www.act2.com/integostore#mis)に
含まれているVirusBarrierX9は、HermeticWiperマルウェアを検出して防御します。

macOSを狙うHermeticWiperが発見されても、Integoが保護しますので安心
してください。

株式会社アクト・ツー
Software Product Team


2022年2月27日日曜日

AppleがmacOS Big SurとCatalinaに謎のセキュリティアップデートを公開

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

act2ブログ日曜版~IntegoTips~をお届けいたします。


AppleがmacOS Big SurとCatalinaに謎のセキュリティアップデートを公開
(この記事は、2022年2月14日にJoshua
Long
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/joshlong/)によってMac

Security Blogに投稿されたApple releases mystery security updates for macOS
Big
Sur, Catalinaの翻訳です)


この月曜日に、AppleがmacOS Big SurおよびmacOS

Catalinaのセキュリティアップデートを公開しました。しかし、不思議なことに
Appleはこのアップデートで対応したセキュリティの問題に関して情報を提供
していないのです。


この最新のmacOS用アップデートについて、わずかながらでも分かっている
ことを説明したいと思います。


■macOS Big Sur 11.6.4およびSecurity Update 2022-002

Catalinaには、何が含まれているのでしょうか?


Appleの“macOS Big Sur

のアップデートの新機能”ページ(https://support.apple.com/ja-jp/HT211896
では、macOS
Big Sur 11.6.4について次のように簡単に触れています:


「このアップデートで macOSのセキュリティが向上します。すべてのユーザに
 このアップデートを推奨します。」


Appleは、“macOS Catalinaのアップデートの新機能”ページ
https://support.apple.com/ja-jp/HT210642)をもう更新していませんので、
今回のSecurity
Update 2022-002 Catalinaアップデートについて特別な発表は
ありません。


通常であれば、Appleは“Appleセキュリティアップデート”ページ
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222)でセキュリティ修正についての
詳細情報を提供するはずなのです。


しかし、今のところAppleはこの最新アップデートの内容についてダンマリを
決め込んでいます。


その代わり、Appleはどちらのアップデートに対しても「このアップデートには
CVEの公開エントリがありません。」とだけ記載しています。研究者が同じ
セキュリティの問題が複数の製品に影響するか調べられるように、脆弱性には
CVE番号があるのが普通なのにです。


AppleがCVE番号のないセキュリティアップデートを公開するのは、非常に
珍しいことです。実際のところ、Appleがセキュリティリリースノートに一切の
CVE情報が含まれていないmacOSのセキュリティ専用アップデートを公開する
のは初めてのことでしょう。


この件についてAppleに連絡してみたので、Appleから回答があれば、その内容
とともにこの記事を更新します。


■新しいBig SurおよびCatalinaアップデートに含まれていないと思われるもの


先週のBig SurおよびCatalina用のSafari

15.3アップデートに含まれていたWebKitの脆弱性は、今回の2個のアップ
デートに含まれていないと推測できます。
https://act2blog.blogspot.com/2022/02/applemacos-1221ios-1531safari153.html
Appleは、この脆弱性をCVE-2022-22620と呼んでいます。


■macOSのバージョンを最新にアップデートする方法


お使いのMacに対応する最新バージョンのmacOSを入手するには、Apple
メニューからシステム環境設定
 > ソフトウェア・アップデートと開きます。


お使いのMacを何年もアップグレードしておらず、まだmacOS High Sierra
以前をお使いの場合は、App
StoreでmacOS Montereyを探してダウンロード
してください。


お使いのMacがMontereyに対応しているのにアップグレードしていないのなら、
このBig
SurあるいはCatalinaアップデートを適用するだけでなくMontereyに
アップグレードすることを強くお勧めします。


Appleは、まだmacOS Big SurおよびmacOS

Catalinaのセキュリティアップデートを公開していますが、古いmacOSの
バージョンではセキュリティの全ての問題に対してパッチを公開しているわけ
ではありません。Appleのお粗末なパッチポリシーはユーザのセキュリティと
プライバシーを危険に晒す可能性があります

https://www.intego.com/mac-security-blog/apples-poor-patching-policies-potentially-make-users-security-and-privacy-precarious/)。


アップデートする前にお使いのAppleの端末をバックアップする方法


お使いのMacのバックアップについては“3-2-1 backupstrategy
https://www.intego.com/mac-security-blog/data-backup-plan-how-to-implement-the-3-2-1-backup-strategy/)”
に従い、時々は次の記事にあるようにMacが正常にバックアップされているか
確認してください:

https://www.intego.com/mac-security-blog/how-to-verify-your-backups-are-working-properly/


株式会社アクト・ツー
Software Product Team