macOS Sonoma の新機能トップ10
(この記事は、2023年6月8日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたTop 10 New Features in macOS Sonomaの翻訳です)
Appleが、Safariの改良から新しいスクリーンセーバ、ビデオ会議からゲーム環境の改善まで、素晴らしい新機能を搭載する今年のMacオペレーティングシステム、macOS Sonomaをプレビューしました。この秋には誰もが恩恵に預かることができる、そんなmacOS Sonomaの新機能トップ10を紹介します。
1. デスクトップウィジェット
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macOS Venturaでも通知センターを呼び出した際に表示できるウィジェットを構成できますが、macOS Sonomaでは常時お使いのMacのデスクトップに表示することができるようになります。ウィジェットをバックグラウンドにフェードインすることもできるので邪魔になりません。
でも、それだけではありません。iPhoneが近くにあるか同じWi-Fiネットワークに接続していれば、iPhone上で構成したウィジェットを使うこともできます。これは、お使いのMacでより多くのウィジェットが使用でき、より多くの情報を表示できるようになることを意味します。
2. Safariのプロフィール
1台のMacを仕事でも個人的な用途でも使用していると、用途の異なるブックマーク、お気に入り、そして機能拡張が混在してゴチャゴチャになります。Safariのプロフィールでは、用途毎にプロフィールを作成できるようになります。仕事用と趣味用に別々のプロフィールを作成したり、フリーランスで働いているなら顧客別のプロフィールを作ることもできます。プロフィールは集中モードに設定できるので( https://www.intego.com/mac-security-blog/how-to-use-focus-to-limit-notifications-in-ios-15-and-macos-monterey/ )、集中モードを有効にすることで自動的に切り替えることも可能です。
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3. Safariのウェブアプリ
Safariを使っている時に複数のタブやウインドウを同時に開くと、どれがどれだかわからなくなることがあります。できれば、よく使うウェブサイト専用のWebブラウザが欲しくなることもあるでしょう。これからは、特定のサイトを使う時にブラウザを起動して、終わったらブラウザを終了できるようになります。もう大量のタブを開きっぱなしにする必要がありません。
macOS Sonomaでは、Safariでウェブアプリを作成することができます。頻繁に使うウェブサイトを開く際には、共有ボタンをクリックしてDockに追加を選びます。Safariがミニアプリケーションを保存し、Dockに追加します。そのDock上のアイコンをクリックすると、該当ウェブサイトだけが表示されて他にはアドレスバーもタブも何も表示されません。
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今後もウェブアプリを使うけれどDockからは除去したいと言うことであれば、まずDockからウェブアプリをドラッグして取り除きます。その状態でユーザフォルダ内のアプリケーションフォルダを開けば、該当ウェブアプリが保存されています。必要ならデスクトップに配置し、ダブルクリックで開くこともできます。 Spotlightあるいは LaunchPadから開くこともできます。Safariのメインウインドウで開きたいなら、右上に表示されたSafariアイコンをクリックします。
4. パスワードとパスキー共有
パスワードは秘密にするのが常識ですが、アカウントを友人や家族、あるいは同僚と共用する人もいます。新しいパスワードとパスキー共有機能では、ログイン情報を別の人と共有できます。グループを作成し、どのパスワードを共有するか指定します。パスワードが更新されると、グループ内の別の人に対してもiCloud Keychainを介して情報が更新されます。グループからは、いつでもパスワードあるいはユーザを除去できます。
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5. 新しいスクリーンセーバ
スクリーンセーバはコンピュータに必須の機能ではありませんし,
最近のスクリーンでは不要なものなのですが、お使いのコンピュータの画面に美しい画像や面白いイメージを表示して楽しむために使えます。現在でもApple TVが使っているような新しい多彩なスローモーションスクリーンセーバがmacOS Sonomaで追加され、Macにログインするとデスクトップイメージになります。風景、街並み、水中、そして地球といったカテゴリから選択できます。
6. 新しいビデオ会議機能
ビデオ会議はどんどん普及していますが、macOS Sonomaの新機能でもFaceTime、Zoom、Skype、そして他のアプリがより使いやすくなります。プレゼンターオーバーレイでは、プレゼンテーションの際に自分自身と自分の共有画面を画面に表示することができます。共有しているコンテンツの上に自分をウインドウで表示しても良いですし、画面上に浮いている円の中に表示しても構いません。さらにサムズアップやハートなどの新しいリアクションを使うと、画面に紙吹雪、風船、あるいはハートを表示できます。これは、ちょっとしたお楽しみといったところでしょう。
7. プライベートブラウジングの改良
ウェブサイトによるトラッキングや履歴の利用を防止するために多くの人がSafariでプライベートブラウジングを使っていますが、この機能を使うことでプライバシーを守ることもできるようになります。プライベートブラウジングでは、Cookieと履歴が保管されず、セッションが終了したら、キャッシュなどのファイルが削除されます。またプライベートブラウジングのセッション中のプライバシー保護を向上させるため、お使いのMacから離れるとSafariがブライベートブラウジング中のウインドウをロックするようになります。
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8. 自動修正および予測テキスト
自動修正は、長い間どっちつかずな機能でした。自動修正の改良により、勝手に自動修正されると一時的に下線がついて変更されたことが示されるので、修正する必要がないならクリックして元に戻すことができるようになります。またインラインの予測テキストにより、グレイ表示された単語がこれから入力しようとするものならスペースバーを押すだけで確定されるので入力が楽になります。
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9. ゲームモード
ゲームをプレイする時は、CPUとGPUの全てをゲームに振り分けたいと思うでしょう。新しいゲームモードではバックグラウンドのタスクによる処理を減らし、反応を良くするためにコントローラおよびヘッドフォンの遅延を減らします。
10. 音声認識の改良
iOSおよびiPadOSでは、音声認識と同時に文字起こしができますが、ついにAppleがこの機能をMacに導入します。音声認識は決して完璧ではないので、この機能によって文字起こし中に修正を加えることができるようになります。音声認識を使うなら、文章作成の作業がずっと楽になるでしょう。音声認識を使ったことがないなら、一度試してみる価値があると思います。
そして、最後にもう一つ...
最後にちょっとしたおまけを一つ... 「Hey Siri」と言わなくても「Siri」と言うだけでSiriが呼び出せるようになります。
今すぐにmacOS Sonomaをインストールしたくなりましたか?
Appleは、有料の開発者アカウントを持たない人でもベータソフトウェアを試用できるように、そのベータプログラムをすべての人に解放しました。macOS Sonomaのベータ版をインストールしたければ、それも可能です。この記事を参照ください( ACT2BLOG3 )。そこではベータ版をインストールしない方が身のためである理由についても触れていますので、ぜひ読んでください。
■お使いのMacは安全ですか?
Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:
https://www.act2.com/intego
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