2021年12月26日日曜日

iPhoneやiPadで子供がショッピングしないようにする方法

こんにちは、いつもact2ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

iPhoneやiPadで子供がショッピングしないようにする方法(この記事は
2011年12月20日にKirk
McElhearn
https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によって
Mac
Security Blogに投稿されたHow to Keep Kids from Making Purchases on
Your iPhone
or iPadの翻訳です)


最近、気になった話があります:

オーストラリアのシドニーに住む父親が4歳の子供の気を紛らわせるために
スマートフォンを渡しておいたら、その子が買った$1,139分のジェラートと
ケーキが後日職場に届いてびっくりしたというものです
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2021/dec/15/four-year-old-sydney-child-orders-1139-of-ice-cream-delivered-to-his-fathers-work)。
その子は分かって注文をしたわけではありません、
彼は子供らしくただ画面を
タップしていただけなのです。でも注文にパスワードやパスコードを要求され
ないUberEatsアプリでタップしていたので、その注文を阻止することは誰にも
できなかったのです。


子供が意図して、あるいは意図せずに、iPhoneやiPadを使ってオンライン
ショッピングしてしまう場面はいくつもあります。この記事では、お使いの
端末で子供が散財することを防ぐ方法について説明します。


■子供にモバイル端末を使わせるということ


Macと違い、iPhoneやiPadでは複数のユーザが作成できません。私は昔から
iOS/iPadOSが複数アカウントに対応するべきだと考えていますが
https://www.intego.com/mac-security-blog/why-ios-needs-multiple-user-accounts-for-ipad/
今回のように子供が画面をタップするだけで結果として高い買い物をしてしま
うという話は、複数アカウントが必要であることを示す良い例です。


保護者は、子供の気を逸らすためにモバイル端末を与えるのも良い考えだと
思うでしょうが、そこには危険もあるのです。前出の例のように、子供でも
簡単にオンラインショッピングできてしまうだけでなく、意味もなくタップ
しているだけでメッセージを送ったり、電子メールを転送したり、端末上の
どのアプリでも開けてしまう可能性があります。開いた際に許可を要求する
保護機能を持つのは、財務やネットバンキングのためのアプリだけです。
Amazonのモバイルアプリのように、子供が何回かタップしているうちに
最終確認もなく注文が完了してしまうこともあります。


理想論を言えば、iOS端末を子供に渡さないことが最善です。自分が何をして
いるのか理解できないほど幼い子供であっても、そこには重大な危険が潜ん
でいます。お使いのiPhoneやiPadには大量のデータが保管されているにもかか
わらず、データが削除されたり変更されても知る術がないのですから、誰かに
無差別にアプリをタップさせるべきではありません。


幼い子供には、iPad touch、あるいはまだセキュリティアップデートが提供
されているiPhone
7以降の中古でSIMカードのないiPhoneを買ってあげましょう。
iPad
miniも良い選択肢です
https://www.intego.com/mac-security-blog/review-ipad-mini-2021-in-spite-of-the-increased-price-its-still-a-great-device/);

サイズが小さくて幼い子供でも使えますからね。


■子供にパスワードを教えてはいけません


パスワードは絶対に子供に教えてはいけません; 子供にTouch IDやFace

IDを設定することも厳禁です。お使いのスマフォが子供をあなただと判断した
ら最後、その子は端末でなんでもできるようになります。もちろん子供が意図
して設定を変更したら問題ですが、それだけでなく、前出の例のように適当に
タップしているだけで10万円分のジェラートを注文してしまうような危険が
あるのです。子供がなんでもできるようになったら、財務用のアプリやネット
バンキングのアプリで送金することだってあり得ます。


■Appleのストアをロックする


それでもiPhoneやiPadを子供と共用するつもりなら、子供がAppleのストアで
買い物できないようにする方法があります。設定を開き、画面上部の自分の
名前をタップし、メディアと購入を開いて、パスワードの設定を選びます。
ここでパスワードを常に要求を選び、さらに無料ダウンロードのパスワードを
要求を有効にしてください。


この設定により、iTunes Store、App Store、BooksStore、そのほかのAppleの
すべてのストアで子供は注文あるいはダウンロードができなくなります。


■その他のアプリもロックする


他のアプリやウェブブラウザを使った注文を防ぐ方法はありません。例えば
SafariでAmazonにログインしている場合、またはAmazonアプリを使っている
場合、スマフォのロックさえ解除できれば誰でもAmazonで注文できます。
でも、ウェブサイトによっては、注文のたびにログインを要求する場合もあり
ます。また、iCloudキーチェーンでパスワードを保存していても、子供がパス
コードを知らないか、Touch
IDやFaceIDを使えないのであれば、キーチェーンの
ロックを解除することはできないのでウェブサイトにログインすることもでき
ません。


関連記事:

https://www.intego.com/mac-security-blog/mac-and-ios-keychain-tutorial-how-apples-icloud-keychain-works/


iPhoneやiPadのペアレンタルコントロール機能であるスクリーンタイムを
使えば、どのアプリを利用できるか制御することもできます。端末を子供に
使わせる予定があるなら、まずスクリーンタイムでアプリと機能の制限を
設定し、普段はスクリーンタイムをオフにして使ってください。端末を子供に
渡すとき、設定からスクリーンタイムを開いてオンにします。すると事前に
設定した内容が有効になるわけです。iPhoneあるいはiPadが戻ってきたら、
スクリーンタイムをオフにするだけで制限は解除されます。


スクリーンタイムの詳細については、
Use Screen Time to Set Restrictions and Parental
Controls on iPhone, iPad,
and
Mac
https://www.intego.com/mac-security-blog/protect-your-kids-on-ios-devices-with-parental-controls/
という記事を参照してください。


またコンテンツとプライバシーの制限にある「iTunes & App Storeでの購入」で、
アプリのインストールや削除を防いだり、App内課金をブロックすることが
できます。その他のアプリでの注文を防ぐには、そのアプリの利用を禁止する
しかありません。


子供がゲームしかプレイしないとしても、注意していないと課金してしまう
可能性もあります。App内課金は魅力的で、金銭感覚がない子供は簡単に支払い
してしまうでしょう。App内課金を防ぐ方法については、A
Parent's Guide to
In-App Purchases on iOS, iPadOS, and
macOS
https://www.intego.com/mac-security-blog/guide-to-in-app-purchases/
という記事を参照してください。


子供が自分専用の端末を持っている場合を除き、あなたの端末のデータは
リスクに晒されています。一部のオンラインショッピングは防げるでしょうが、
すべての注文をブロックすることはできません。子供にiPhoneやiPadを渡す
前に、できることはすべて確認し、対処しておくことが重要です。


株式会社アクト・ツー
Software Product Team


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