2019年5月4日土曜日

成功という理想は、そろそろ奉仕という理想に

久しぶりに act2 ブログに投稿しようと思って、過去の投稿を振り返ってみたら、なんと... 最後の日付は 2016年 5月... ということは、3年間もの間、投稿していなかったということになります。この 3年間は何かと体調が悪く、ちょっと大きな手術をしたり、そうした中でかなり負荷の大きな海外出張が重なったり、また、旧来の恩人の何人かが他界されたりと、心身ともになにかとシンドイ状況ではあったのですが、3月末にオフィスを移転し、気持ちも一新し、ゼロスタートのつもりでいます。

とはいえ、会社を作った当時の、「モノ無く、人無く、金も無く」という状況を思えば、今はとてもありがたい状態です。

多くのユーザさんや取引先さんがいてくださって、売るモノもある。全く邪気なく純粋な好意から応援してくださる方がいる。こんな恵まれた状況は、かつて無いかもしれません。

二年前、恩人の一人が他界された時、「すまん、約束、守れないかもしれない...」という一報が入り、まさか、と思ったのですがどうすることもできませんでした。

その約束というのは、

僕も君も、ようここまでがんばってきたよな、ここまでやってこられたのは本当に幸せなことだよ。だから、ここから先は、「商売はもういい、社会奉仕に徹しよう」というものでした。

私はまだ商売っ気が抜けなくて、Hmmm....... と唸っていました。

あれだけ「社会奉仕」に燃えて、生きることにこだわった人が亡くなり、一方で、「いつ死んでもかまわない、なるべく早くしてくれ」と思っていた私が生きている...

なんとも、表現し難い悲しみの中で、泣きながら、少しでもその志を継いで行こう、と思ったことを昨日のことのように覚えています。

ですから、たぶん、act2 は大きく変わります。

アインシュタイン先生の言葉にもあります:
「成功という理想は、そろそろ奉仕という理想に取って替わられてしかるべき時だ」

これだけ世界が動揺し、混迷し、困惑している中において、その言葉にこそ、救いがあるような気がします。

2019/05/04
- MK





2016年3月7日月曜日

写真やiTunesのデータをバックアップする(その2)

前回から少し間が空いてしまいました。

今回は写真やiTunesのデータをバックアップする(その2)として、「Personal Backup の使い方」を説明しようと思っていたのですが、現在では、バックアップメディアもいろいろなものが出現してきているため、少しここでバックアップの意味と、それに必要なバックアップメディアについて考えてみたいと思います。

バックアップは面倒なものですが、この世の中に1つしかないデジタルデータを守るためにはバックアップをすることが必要だということは、皆さんもお分かりいただけることでしょう。

たとえば、お子様の成長記録の写真。昔はフィルムの写真で撮影し、それを現像してアルバムに大切に貼っておきました。写真は保存状態さえ良ければ100年以上前のものを紙で保存しておくことができるそうです。

ちなみに、原板も現存する世界最古の写真は、フランスの発明家ニセフォール・ニエプスが1825年に撮影した「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」というもので、すでに今から191年も前のものです。これは写真を撮影するメディアにアスファルトの一種を使っているため、保存状態が良ければ私たちは今でも写真を見ることができます。


(写真は「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」 Wikimedia Commons より)

2016年2月25日木曜日

写真やiTunesのデータをバックアップする(その1)

とても重要な、Macのバックアップについて。

Mac でのバックアップというと、今では Time Machine を使うのが主流になっています。確かに Time Machine はとても便利で、Mac で作業をしている時でも、その作業の邪魔にならないよう、必要なファイルのバックアップ、しかも世代管理もしてくれるほか、 TimeCapsule があれば Wi-Fi 経由で MacBook などの内容も自動的にバックアップを取ってくれます。


このように、とても便利な Time Machine なのですが、正常にデータを取り出せなかったことや、頼りにしていたバックアップデータが見つからない、といったことが、皆さんのブログを拝見すると「過去のデータとの関連付けが切れている」「Time Machine ディスクの選択が勝手に外れている」というようなことも、少なくないようです。

頼みの綱のバックアップが、このようなことになってしまうと、どれほどの痛みがあるか… Mac を使い込んでいる皆さんなら、簡単に想像できるかと思います。

2016年1月20日水曜日

act2、VMware プロフェッショナルパートナーに認定


VMware 社が提供している VMware Partner Network において、この度 act2 は「ソリューション プロバイダ:プロフェッショナルパートナー」として認定されました。ソリューション プロバイダ:プロフェッショナルパートナーに認定されるためには、デスクトップ仮想化の知識と専門的な技術はもちろんのこと、ビジネスニーズを満たす高度な仮想化ソリューションを設計、計画できるスキルが必要となります。

2015年12月17日木曜日

私たちが act2download.com を公開した理由(ワケ)

随分と前の記事から時間が経ってしまいました。

時間が経ってしまったのは、実は Web サイトのリニューアルがあったからなのですが、今回のリニューアルについては、すでにお知らせで告知をしていますのでそちらをご覧いただければと思います。

【重要なお知らせ】Web サイトリニューアルのお知らせ

今回のブログは、このリニューアルの中でも act2 の野心的・実験的な取り組みである act2download.com の開設について、少し説明をしたいと思います。

2015年11月26日木曜日

ディスクはいったい、いつ壊れるのか? - S.M.A.R.T. 情報をスマートにゲット!

さて、今回は壊れると困るもの、いや壊れたら困るものはたくさんありますけど、 Mac を使っていて、壊れたら本当に困るのがハードディスクなどのストレージ。壊れる前にお知らせしてくれればいいのに…と思ったことはありませんか?ということで、今日はハードディスクのお話です。


2015年10月29日木曜日

TechTool Pro 8 の「実は一番お得」な話し、その2

TechTool Pro が、 Mac 用のメンテナンスソフトウェアとして。この世の中にリリースされてから 20 年が経ちました。それ以来、診断項目の追加や多くの機能追加されてきています。

TechTool が登場した 1995 年は、まだボンダイブルーの iMac がリリースされるだいぶ前、Windows 95 がリリースされ、パソコンとインターネットが一般のユーザの手にされることが多くなってきた時代。Mac OS はまだ System 7.1 (日本では漢字Talk 7.1)というバージョンのものが流通し始めてきた頃です。

漢字Talk 7.1 というと、System 7 の日本語版がなかなかリリースされない中、ようやく Apple Japan からリリースされた日本語版の OS になります。当時は System 7 に GomTalk というパッチを充てた擬似日本語システム(もちろん、アンオフィシャル)があり、それを使っていた方も多いかと思かったことでしょう。

その漢字Talk 7.1 は日本語 TrueType フォントが搭載され、QuickTime も本格的に普及、 そして、擬似的にマルチタスクを実現するための MultiFinder が標準搭載されています。高機能になり OS はとても大きくなったので、OS の流通は CD-ROM が中心になっていたのですが、まだまだフロッピーディスクを数十枚のバージョンもあった時代です(もちろん、ネットで配布などはできない時代でした)。

そして、それまでの mc68000 系のプロセッサから IBM が開発した PowerPC の第1世代のタイプが採用され、広まってきた時代ともいえますね。いやいや、懐かしい話です。歳をとると昔話が多くなりますがご了承ください(笑)。