TechTool Pro の eDrive 機能。
外付け HD から起動することなく、メインドライブを "フルメンテナンス" できる人気の機能ですよね。
でも、一つ大切なことを忘れないようにしましょう。
それは、eDrive 自体のアップデートです。
Mac OS をアップグレードやアップデートした時。
それから、TechTool Pro 自体をアップグレードやアップデートした時。
これらの時は、eDrive を作り直しましょう。
その理由は単純で、
例えば、
最近、ファイルシステムが HFSF+ から APFS(これらについては次の機会に) に変わりました。
さて、eDrive は、それを作成した時点の OS を元に出来上がっています。
従って、古い OS で作成された eDrive から起動を試みても、アップデートされた新しいファイルシステム(APFS)のドライブを認識することができません。
常に本体の OS を元にした eDrive にしておく必要があるわけです。
このことは、TechTool Pro 自体についても同じことが言えます。APFS をまだ知らないバージョンが含まれた eDrive では APFS ボリュームを認識できませんものね。
eDrive を作り直すのは簡単です。
1)既存 eDrive を削除:
"ツール" の "eDrive" を選択します。
すでに eDrive が存在する場合は "eDrive の削除" というボタンがウインドウ左下でクリック可能な状態になっていますので、まずそれをクリックして既存の eDrive を削除します。(この時、eDrive 用に切られたパーティション自体も自動的に削除されます)
約1分もかからずその処理は完了します。
2)新しい eDrive の作成:
eDrive の削除が完了すると、今度は、"eDrive の作成" ボタンがクリックできる状態になっています。
これをクリックします。設定画面が出ますがデフォルト(そのまま)で "GO" で OK です。数分でこの作業は完了します。
あとは再起動の際に option キーを押していれば、起動に使うボリュームを選択する画面が現れ、そこに eDrive がありますので、eDrive を選択すれば、正しく全てを認識して起動し、その後、eDrive から eDrive 内にある TechTool Pro を起動して、
いつも使っているメインディスクのフルテストを実行
することができるわけです。
これらについては FAQ でさらに詳細に説明してありますので、興味のある方はご参考になさってください。
eDrive に関する FAQ
今日は、意外と知られていない eDrive 自体のメンテナンスの必要性についてでした。
2020/01/10
- k
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