2019年10月7日月曜日

2019年 9月 8日 パラレルス社長 下村慶一氏 逝く

明日でちょうど1ヶ月になる。

やっと。このことを。少し書ける気持ちになった。

パラレルス日本代表の下村慶一氏が逝去された。

あの日。月曜の朝。
奥様から電話で知らされた自分は、あまりの唐突な知らせに、文字通り、言葉を失った。

大動脈瘤解離。
大好きなゴルフの、第一打を打って、玉のところで、倒れこんだ。
近くに急患に対応できる大きな病院があり、すぐに担ぎ込まれたのだが、それでも間に合わなかった。

恰幅がよく、豪快に笑う人だった。

この春私がオフィスを葛西に移した時に、真っ先に訪ねて来てくれたのが彼だった。

亡くなられた前週にも、たしか、一緒にお好み焼きを食べた。

人の運命とは、わからないものだ。

あんなに健康そうで、まだあと20年くらいは平気で現役で活躍しそうだった人が、
そして、生きることに前向きだった人が、突然たおれ、

自分のように、年中病んでいて、いつでも死ねると思っている者が、まだ死ねずに生きている。

もし代われるものだったら、ほんとうに、代わってあげてよかったのに。


彼が切り拓いた道筋を、絶やすことなく、さらに発展させることが、自分にできる供養だろうか。

だが、自分も若くない。どこまで、彼の想いを、現実にできるだろうか。

だめだ。あの時の、あの写真を見ると、泪が出る。

まだ書き残しておかねばならないことがあるけれど、また次回にしよう。

2019年 9月 8日 パラレルス日本社長 下村慶一氏 逝去。

その勇姿に敬意を込めて。

合掌

R.I.P.

- K



Retrospect v.16.5 リリースの際に



先日、Retrospect v.16.5 がリリースになりました。メルマガでご覧頂いたユーザさんもいらっしゃると思います。メルマガ、開いて頂けましたでしょうか?

ところで、その際に出した PR ニュースを「時事通信」さん "jiji.com" にピックアップしていただきました!心より、感謝です。

https://www.jiji.com/jc/article?k=000000006.000024657&g=prt


今回から購入パターンに「サブスクリプション形式」が加わり、企業ユーザ様にはより導入しやすくなっています。

Windows OS, Mac OS など混在した環境、そしてクラウドストレージも使えて、Retrospect の進化には、実は私自身がとても驚いています。(なにがあったんだろう?)

トライアル版もありますので、ぜひお試しください!

https://www.retrospect.com/ja/store/trial?locale=ja




2019年5月4日土曜日

成功という理想は、そろそろ奉仕という理想に

久しぶりに act2 ブログに投稿しようと思って、過去の投稿を振り返ってみたら、なんと... 最後の日付は 2016年 5月... ということは、3年間もの間、投稿していなかったということになります。この 3年間は何かと体調が悪く、ちょっと大きな手術をしたり、そうした中でかなり負荷の大きな海外出張が重なったり、また、旧来の恩人の何人かが他界されたりと、心身ともになにかとシンドイ状況ではあったのですが、3月末にオフィスを移転し、気持ちも一新し、ゼロスタートのつもりでいます。

とはいえ、会社を作った当時の、「モノ無く、人無く、金も無く」という状況を思えば、今はとてもありがたい状態です。

多くのユーザさんや取引先さんがいてくださって、売るモノもある。全く邪気なく純粋な好意から応援してくださる方がいる。こんな恵まれた状況は、かつて無いかもしれません。

二年前、恩人の一人が他界された時、「すまん、約束、守れないかもしれない...」という一報が入り、まさか、と思ったのですがどうすることもできませんでした。

その約束というのは、

僕も君も、ようここまでがんばってきたよな、ここまでやってこられたのは本当に幸せなことだよ。だから、ここから先は、「商売はもういい、社会奉仕に徹しよう」というものでした。

私はまだ商売っ気が抜けなくて、Hmmm....... と唸っていました。

あれだけ「社会奉仕」に燃えて、生きることにこだわった人が亡くなり、一方で、「いつ死んでもかまわない、なるべく早くしてくれ」と思っていた私が生きている...

なんとも、表現し難い悲しみの中で、泣きながら、少しでもその志を継いで行こう、と思ったことを昨日のことのように覚えています。

ですから、たぶん、act2 は大きく変わります。

アインシュタイン先生の言葉にもあります:
「成功という理想は、そろそろ奉仕という理想に取って替わられてしかるべき時だ」

これだけ世界が動揺し、混迷し、困惑している中において、その言葉にこそ、救いがあるような気がします。

2019/05/04
- MK





2016年3月7日月曜日

写真やiTunesのデータをバックアップする(その2)

前回から少し間が空いてしまいました。

今回は写真やiTunesのデータをバックアップする(その2)として、「Personal Backup の使い方」を説明しようと思っていたのですが、現在では、バックアップメディアもいろいろなものが出現してきているため、少しここでバックアップの意味と、それに必要なバックアップメディアについて考えてみたいと思います。

バックアップは面倒なものですが、この世の中に1つしかないデジタルデータを守るためにはバックアップをすることが必要だということは、皆さんもお分かりいただけることでしょう。

たとえば、お子様の成長記録の写真。昔はフィルムの写真で撮影し、それを現像してアルバムに大切に貼っておきました。写真は保存状態さえ良ければ100年以上前のものを紙で保存しておくことができるそうです。

ちなみに、原板も現存する世界最古の写真は、フランスの発明家ニセフォール・ニエプスが1825年に撮影した「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」というもので、すでに今から191年も前のものです。これは写真を撮影するメディアにアスファルトの一種を使っているため、保存状態が良ければ私たちは今でも写真を見ることができます。


(写真は「Un cheval et son conducteur(馬引く男)」 Wikimedia Commons より)

2016年2月25日木曜日

写真やiTunesのデータをバックアップする(その1)

とても重要な、Macのバックアップについて。

Mac でのバックアップというと、今では Time Machine を使うのが主流になっています。確かに Time Machine はとても便利で、Mac で作業をしている時でも、その作業の邪魔にならないよう、必要なファイルのバックアップ、しかも世代管理もしてくれるほか、 TimeCapsule があれば Wi-Fi 経由で MacBook などの内容も自動的にバックアップを取ってくれます。


このように、とても便利な Time Machine なのですが、正常にデータを取り出せなかったことや、頼りにしていたバックアップデータが見つからない、といったことが、皆さんのブログを拝見すると「過去のデータとの関連付けが切れている」「Time Machine ディスクの選択が勝手に外れている」というようなことも、少なくないようです。

頼みの綱のバックアップが、このようなことになってしまうと、どれほどの痛みがあるか… Mac を使い込んでいる皆さんなら、簡単に想像できるかと思います。

2016年1月20日水曜日

act2、VMware プロフェッショナルパートナーに認定


VMware 社が提供している VMware Partner Network において、この度 act2 は「ソリューション プロバイダ:プロフェッショナルパートナー」として認定されました。ソリューション プロバイダ:プロフェッショナルパートナーに認定されるためには、デスクトップ仮想化の知識と専門的な技術はもちろんのこと、ビジネスニーズを満たす高度な仮想化ソリューションを設計、計画できるスキルが必要となります。

2015年12月17日木曜日

私たちが act2download.com を公開した理由(ワケ)

随分と前の記事から時間が経ってしまいました。

時間が経ってしまったのは、実は Web サイトのリニューアルがあったからなのですが、今回のリニューアルについては、すでにお知らせで告知をしていますのでそちらをご覧いただければと思います。

【重要なお知らせ】Web サイトリニューアルのお知らせ

今回のブログは、このリニューアルの中でも act2 の野心的・実験的な取り組みである act2download.com の開設について、少し説明をしたいと思います。