2023年8月1日火曜日

macOS Ventura に完全対応した TechTool Pro 18 が新登場(サブスクにも対応!)


みなさま、こんにちは。

お待たせいたしました!

TechTool Pro が macOS Ventura に完全対応し、v.18 としてリリースいたします。(2023/8/1 販売開始)


メルマガ購読者の多くの皆様には、すでに古くからご愛用いただいておりまして、誠にありがとうございます。


皆様ご承知のように、かつてはディスクのメンテナンスツールとして Apple ケアに公式採用されておりました。 今日では Mac の総合的な「健康管理ツール」のデファクトスタンダードとして広くご愛用いただいています。



「あなたの Mac は健康ですか?」



このキャッチフレーズのもとに、ストレージに関するハードウェア的な診断だけでなく、論理的な診断・修復、そして、メイン RAM や ビデオメモリ、ネットワーク機能、各種の複雑なセンサーなど、さまざまな側面から、Mac をテストし、不具合の修復を試みます。


これらによって得られるメリットは:

1)不具合の検出・修復

2)論理的なボリューム構造のリビルドによるパフォーマンス劣化の阻止

3)不測の事態が起きる前に、その兆候を察知して、未然にトラブルを回避する

など、文字通り、Mac を常に健全な状態で維持することができます。



v.18 の特長は、


【1】何と言っても、まず、最新の macOS “Ventura” への完全対応が挙げられます。OS の診断は非常にデリケートな処理を要求されます。TechTool Pro のようなシステムユーティリティにとって、OS へのキャッチアップは、その OS の完全版がリリースされてからでないと確実な開発作業が不可能であること。また、その作業自体は、例えば何か新しい機能を付加することよりも何倍もの労力を要することから、とてもたいへんな開発作業になります。特にクローニングツールにおいては大幅な変更が加えられました。しかし開発チームはそれをやり遂げました。



【2】また、従来から多くのリクエストを頂いておりました「テストのスケジューリング機能」が搭載されました。これによって、ついおろそかになりがちな「フルテスト」も忘れることなく実行させることができます。



【3】その他にも特筆すべき点として、「セキュリティチェックツール」の搭載があります。Mac のセキュリティ脆弱性をチェックし、問題は重要度に応じてランク付けされ、対処方法も提示されます。貴重なデータを潜在的な脅威から保護するための正しい選択が可能になりました。




さらに、すでにご体験いただいているユーザー様も多いと思いますが、

バージョン17から搭載されている TechTool Monitor が最新 macOS に対応したことは大きな意味があります。

TechTool Monitor はバックグラウンドで動作しており、つねに、接続されているすべてのストレージデバイスの状態とスナップショット(任意の間隔で)を撮り続けていることによって、いつでも接続されている全てのストレージデバイスの状態確認と、不測のアクシデントからの回復を可能にしています。この安心感はまさに「プライスレス!」です。



最後に、デファクトスタンダードとして、


最新の macOS は非常に優れていますが、時間の経過とともに、動作は徐々に重たくなります(これは現在のコンピュータのアーキテクチャが根本的に変わらない限り永遠について回る悩みです)。また「突然の故障」の可能性も依然として存在します。これはビジネスユーザーにとっては致命的な問題になりかねません。


例えば S.M.A.R.T. チェックにしても、他のツールでは「OK か破損しているか」しかわかりません。破損してからそれを報告されても手遅れです。TechTool Pro の S.M.A.R.T. チェックは、「ダメになる前の段階で」それを知ることができますので、突然のクラッシュを未然に防ぐことができます。


SSD ドライブが安価になってきたことは有り難いですが、一方で「安いけれど品質に不安のある製品」も多く存在します。


そうした不安を払拭し、安心して Mac をフルに使うためにも、「TechTool Pro 18」をインストールしておくことを強くお勧めします。


高級車に装備されている最高の安全装置のようなものです。


「TechTool Pro 18」は、Apple SiliconとIntel ベースの Mac のどちらにもネイティブ対応しており、OS X 10.13 からmacOS 13 'Ventura'までのバージョンをサポートしています。

よって、この最新バージョンは、さまざまな機能と改善が追加され、最新の macOS を搭載した Mac のパフォーマンスとデータのセキュリティに大きく貢献します。



最後に、テストメニューとツールメニューの内容がわかる画面ショットを添付しておきます。

 注:ご利用のマシンによって一部表示されるメニューが異なります。例えば、古い機種、古い OS ですと、ファイルやディスクの最適化(デフラグ)メニューが表示されます。


【テストメニュー】




【ツールメニュー】






【価格情報】


TechTool Pro 18


シングルライセンス   26,400 円(税込み、以下同様)

追加ライセンス2台用  13,200 円

アップグレード 13,200 円

10 ライセンスビジネスパック 44,658 円

10 ライセンスビジネスパック アップグレード  27,718 円


TechTool Pro Subscription 

1-ユーザ ライセンス  13,852 円

3-ユーザ ライセンス  18,472 円

10-ユーザ ライセンス  27,712 円




【動作環境】


  • Apple Silicon および Intel ベースの Mac

  • macOS 10.13 'High Sierra' から macOS 13.1 'Ventura'


APFSの互換性に関する追加情報




【無償アップグレードサービス】


対象ご購入期間:  2023年 6月 1日 〜 2023年 7月 25日

!)特にご申請いただかなくても弊社から順次 v.18 用のライセンスキーをお届けさせていただきます。

【発売日】

2023/08/01



【お問合せ】

製品情報:https://act2.com/ttp

Eメール:info@act2.com

ヘルプデスク:https://support.act2.com/hc/ja



まだしばらく暑い日々が続くと思われますが、みなさま、どうかくれぐれも熱中症にはお気をつけくださいませ。


最後まで、お読みくださって、誠にありがとうございました。


act2.com

Product Team

一同


2023年7月19日水曜日

なんと、Macからデータを盗むマルウェアの最新バリエーションが見つかった!




みなさん、こんにちは。(こんばんは、でしょうか?)

今日の内容は、なんと、Macからデータを盗むマルウェアの最新バリエーションが見つかった!というニュースです。



Macを狙う最新のデータスティーラー・マルウェア “ShadowVault”(この記事は基本的に、2023年7月13日にJoshua Long(https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/iyw1cymtz3bd/3rrlik86/)によってMac Security Blogに投稿されたShadowVault is the latest Mac data-stealer malware, reportedlyの翻訳です)


ShadowVault は、今週のApple関連プレスを賑わしたMacからデータを盗むマルウェアの最新バリエーションです。この記事では、現時点でわかっていることを紹介します。


■ShadowVaultマルウェアは何をするのか?


2023年6月3日に公開されたShadowVaultは、“macOSスティーラー”マルウェアとされています。犯罪者が月額$500をディストリビュータに支払って利用する、いわゆる「マルウェア・アズ・ア・サービス(MaaS)」として販売されています。


ShadowVaultは、XSS(旧名DaMaGeLaB)と呼ばれるロシア語のサイバー犯罪およびハッキングフォーラムで見つかりました。


このマルウェアの動作を紹介するYouTube動画: https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/o2fys6k5k2s0/3rrlik86/
は、6月8日に公開されました{この発見は、macOSセキュリティ研究者であるPhil Stokes氏( https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/dyot39z2jqbp/3rrlik86/ )の功績です}。

この動画では、ShadowVaultアプリがMacから様々なデータを取り出し、データダンプをほんの1分ほどでコマンド&コントロール(C&C)サーバに返信する様を見せるとしています。C&C担当者に表示されたそのレポートには、被害者のMacから取り出されたパスワードに加え、Cookie、パスワード、クレジットカード番号、そして暗号通貨ウェレットなどを含む取り出されたとされるデータの概要が含まれているように見えます。


動画では、このマルウェアのロシア語および英語の製品ページへのリンクと共にTelegramチャンネルが記載されています。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/07/ShadowVault-Telegram-channel.jpg

https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/o2fys6k5k2s0/3rrlik86/



■ShadowVaultのTelegramチャンネル

前出の製品ページでは、このマルウェアがmacOSのキーチェーン、Google Chrome、Microsoft Edge、Brave、Opera、VivaldiなどのChromiumを採用するWebブラウザ、そしてFirefoxからパスワードを取り出せるとしています。またShadowVaultが、暗号メッセージアプリであるMac版Telegramからメッセージを抜き出すことを意味すると思われる“Telegram grabbing”ができるとしています( https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/pttuk778u0io/3rrlik86/ )。



■ShadowVaultのようなマルウェアからMacを守り、除去する方法

現時点では、ShadowVaultと確実に関連していると言えるサンプルは見つかっていません。Macマルウェアコミュニティ内で声をかけてみましたが、誰も明確なサンプルは持っていませんでした。さらに言えば、このマルウェアが実際に販売された証拠も見つかっていません。

しかし、Integoでは新たに汎用のスティーラーおよびキーチェーンダンプマルウェアを定義ファイルに追加しました。追加された新たな脅威は、実際には一つで同一である可能性が高いでしょう。また、ShadowVault自体が、Macを狙うオープンソースのマルウェアパッケージを基にしたすでに世に出回っているマルウェアの見た目を変更しただけという可能性もあります。

Integoのバンドル製品に含まれているIntego VirusBarrier X9( https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/jvv6jz48jqux/3rrlik86/ )は、ShadowVaultのような動作を行うMacを狙うマルウェアを検出して除去できます。Intego製品は、この脅威のコンポーネントをOSX/JokerSpy、Python/JokerSpy、あるいはadware/OSX/Agent.jlejbのような名前で検出します。

お使いのMacがマルウェアに感染したと信じる理由があるなら、あるいは今後の感染からMscを守りたいなら、信頼できるMacの開発者が提供するアンチウイルスソフトを導入するべきです。多くの受賞歴を持つVirusBarrierは、Macのセキュリティの専門家によって開発されているリアルタイムスキャン機能を持つアンチウイルスソフトです( https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/j0fwayv4nxhw/3rrlik86/ )。Appleシリコンを搭載してmacOS Venturaを実行する最新のMacを含む、多くのMacの機種とオペレーティングシステムのバージョンにネーティブ対応しています。


ご注意: 古いバージョンのMac OS XでIntegoのVirusBarrier X8、X7、あるいはX6シリーズをお使いのユーザもこの脅威から保護されます。しかし、お使いのMacをAppleによる最新のセキュリティアップデートで保護するためにも、可能であれば常に最新のVirusBarrierおよびmacOSをお使いください。




■お使いのMacは安全ですか?

Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://i.r.cbz.jp/cc/pl/kfwb7399/b0nx40xykmgn/3rrlik86/



コンピュータとマルウェアは、本当に「イタチごっこ」ですが、少なくともコンピュータのアーキテクチャが根本から変わらない限り、永遠に続いていくでしょう。しかし、マルウェア駆逐を諦めるわけにはいきません。ネットを利用する正しい姿勢としてエンドポイント(Mac や PC)には必ず、マルウェア対策ツールをインストールしておきましょう。

ところで、熱中症にはくれぐれもお気をつけくださいね!では、また!
文責
MK



2023年7月10日月曜日

Mac を狙うマルウェア "JokerSpy" バックドアの感染確認


(この記事は、2023年6月23日にJoshua Long(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/joshlong/)によってMac Security Blogに投稿されたJokerSpy backdoor Mac malware discovered in the wildの翻訳です)


この6月に2つの研究チームが、JokerSpyと名付けられた新しいMacマルウェアファミリーを個別に発見しました。このマルウェアの初期段階にクロスプラットフォームのコンポーネントが含まれていることから、JokerSpyにはWindowsおよびLinux版も存在することが示唆されています。


この新しいMacを狙う脅威がどのようなものか、そしてどのように身を守れば良いか説明したいと思います。


◾️JokerSpy Macマルウェアの動作


まず現時点では、根本的な感染経路(マルウェアがMacに侵入する方法)はわかっていません。


分かっているこのマルウェアが実行された際の最も初期の機能は、追加コンポーネントをダウンロードするために使われるPythonバックドア(ファイル名 sh.py)です。“日本の著名な仮想通貨取引所”での感染では、このマルウェアが機能追加のためにSwiftBeltをダウンロードすることが観察されています。SwiftBelt( https://github.com/cedowens/SwiftBelt )は、Mac専門のオフェンシブ・セキュリティのエンジニアであるCedric Owens氏が開発したレッドチーム用の合法ツールです。残念なことに、JokerSpyの配布者のような犯罪者によって善意のツールが悪用されることもあるのです。


JokerSpyのようなマルウェアがシステムに侵入して感染すると、攻撃者はシステムの多くの部分を制御できるようになります。バックドアがあれば、攻撃者はバックグラウンドで追加コンポーネントをインストールし、さらに危険な攻撃を実行し、ユーザの行動を監視し、ログイン情報や暗号通貨のウォレットを盗んだりできるようになります。


◾️JokerSpyや他のMacを狙うマルウェアの除去および防御


Integoのバンドル製品に含まれているIntego VirusBarrier X9( https://act2.com/intego )は、このMacを狙うマルウェアを検出して除去できます。Intego製品は、この脅威のコンポーネントをOSX/JokerSpy、Python/JokerSpy、あるいはadware/OSX/Agent.jlejbのような名前で検出します。


お使いのMacがマルウェアに感染したと信じる理由があるなら、あるいは今後の感染からMscを守りたいなら、信頼できるMacの開発者が提供するアンチウイルスソフトを導入するべきです。多くの受賞歴を持つVirusBarrierは、Macのセキュリティの専門家によって開発されているリアルタイムスキャン機能を持つアンチウイルスソフトです( https://www.intego.com/mac-security-blog/why-your-antivirus-needs-real-time-scanning/ )。Appleシリコンを搭載してmacOS Venturaを実行する最新のMacを含む、多くのMacの機種とオペレーティングシステムのバージョンにネーティブ対応しています。


注意: 古いバージョンのMac OS XでIntegoのVirusBarrier X8、X7、あるいはX6シリーズをお使いのユーザもこの脅威から保護されます。しかし、お使いのMacをAppleによる最新のセキュリティアップデートで保護するためにも、可能であれば常に最新のVirusBarrierおよびmacOSをお使いください。


◾️JokerSpyとSysJokerとの関係


2022年2月の記事で触れたSysJoker( https://www.intego.com/mac-security-blog/sysjoker-cross-platform-backdoor-malware-for-mac-windows-and-linux/ )が、今回のJokerSpyと関係している証拠はありませんが、いくつかの点では似ているとも言えます。どちらもmacOS、Windows、そしてLinux PCに感染するコンポーネントを持つクロスプラットフォームのバックドアマルウェアファミリーです。そして、どちらもGitHubに似たドメインを使っている点も興味深いところです。


JokerSpyの名前の“joker”は、その開発者のmacOSログイン名から来ており、“Spy”も/Users/joker/Downloads/Spy/XProtectCheck/というJokerSpyのmacOS実行ファイルの一つと同じパス文字列で見つかります。


研究者グループの一つは、JokerSpyマルウェアの特定のサンプルは、2023年4月の記事で触れたSmoothOperator Trojanized 3CXソフトウェア( https://www.intego.com/mac-security-blog/smoothoperator-3cx-voip-app-spreads-mac-malware-by-lazarus-group-apt/ )のペイロードと“よく似たコードシグネチャーを持つ”としています( https://www.elastic.co/security-labs/inital-research-of-jokerspy ) 。


◾️JokerSpyのセキュリティ侵害インジケータ(IoC)


次のSHA-256ハッシュがJokerSpyマルウェアのキャンペーンと関係している可能性があります:


39bbc16028fd46bf4ddad49c21439504d3f6f42cccbd30945a2d2fdb4ce393a4

5fe1790667ee5085e73b054566d548eb4473c20cf962368dd53ba776e9642272

6d3eff4e029db9d7b8dc076cfed5e2315fd54cb1ff9c6533954569f9e2397d4c

8ca86f78f0c73a46f31be366538423ea0ec58089f3880e041543d08ce11fa626

951039bf66cdf436c240ef206ef7356b1f6c8fffc6cbe55286ec2792bf7fe16c

aa951c053baf011d08f3a60a10c1d09bbac32f332413db5b38b8737558a08dc1

d895075057e491b34b0f8c0392b44e43ade425d19eaaacea6ef8c5c9bd3487d8


次のコマンド&コントロール(C&C)ドメインが、このマルウェアに関連して使用されているとの報告があります:


git-hub[.]me

app.influmarket[.]org


ネットワーク管理者は、ネットワーク通信ログを調べればネットワーク内のコンピュータが感染して前出のドメインに接続しようとしていないか確認することができます。


研究者、Mauro Eldritch氏の2023年2月の記事によれば、前出の最初のドメインは“QRLog” Java RATに関連して見つかっているそうです( https://twitter.com/MauroEldritch/status/1624033136269991938 )。当初の分析内容はすでにオンラインにありませんが、Bingのキャッシュ版( https://cc.bingj.com/cache.aspx?q=https%3a%2f%2fgithub.com%2fMauroEldritch%2fQRLog&d=4934698636089350&mkt=en-US&setlang=en-US&w=TfrTJAiizqLECoV_-hJHTjHHdXnE5IKm )およびインターネット上のアーカイブバックアップ( https://web.archive.org/web/20230623212358/https://cc.bingj.com/cache.aspx?q=https%3A%2F%2Fgithub.com%2FMauroEldritch%2FQRLog&d=4934698636089350&mkt=en-US&setlang=en-US&w=TfrTJAiizqLECoV_-hJHTjHHdXnE5IKm )があります。


◾️JokerSpyの別名


他のメーカによるこのマルウェアキャンペーンに関連する危険なコンポーネントの呼称には、次のような名前が含まれています:


Adware.ADWARE/OSX.Agent.gedwx、Adware.ADWARE/OSX.Agent.jlejb、Adware/Joker!OSX、Backdoor.Python.JokerSpy.a、Backdoor.Python.JokerSpy.b、HEUR:Trojan.OSX.JokerSpy.a、Joke:MacOS/Multiverze、MacOS:Joker-B [Trj]、OSX.Trojan.Gen、OSX/JokerSpy-A、OSX/Spy.Joker.A、Python:Joker-A [Trj]、Python:Joker-B [Trj]、Python/Spy.Joker.A、Riskware.OSX.Agent.1!c、Trojan Horse、Trojan:Python/PyJoker.AC、Trojan.MAC.JokerSpy.A (B)、Trojan.MAC.JokerSpy.A [many]、Trojan.MAC.JokerSpy.C (B)、Trojan.OSX.JokerSpy.4!c、Trojan.Python.JokerSpy.A (B)、Trojan.Python.JokerSpy.B (B)、Trojan.Python.JokerSpy.C (B)、Trojan.Script.JokerSpy.4!c、Trojan.Win32.FRS.VSNW15F23


■お使いのMacは安全ですか?


Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego


(EOF)

2023年6月22日木曜日

macOS Sonoma、iOS 17、そしてiPadOS 17の新しいセキュリティとプライバシー機能



macOS Sonoma、iOS 17、そしてiPadOS 17の新しいセキュリティとプライバシー機能

(この記事は、2023年6月15日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたNew Security and Privacy Features in macOS Sonoma, iOS 17, and iPadOS 17の翻訳です)


毎年Appleが新しいオペレーティングシステムをプレビューするときには、ユーザがより興味を持つであろう機能に焦点が当たります。今年のオペレーティングシステム( https://act2blog.blogspot.com/2023/06/2023-apple-wwdc.html )で言えば、MacのスクリーンセーバーやiPadのロックスクリーンのカスタマイズ、あるいはメッセージのステッカーなどです。


しかしAppleは、それぞれのオペレーティングシステムに新しいセキュリティとプライバシー機能も追加しているのです。この記事では iOS 17、iPadOS 17、そしてmacOS Sonomaの新しいセキュリティとプライバシー機能を紹介します。



Safari


Safariブラウザは、コンピュータ端末でユーザのセキュリティとプライバシーを守るための重要な要素の一つです。インターネットへの窓口であり、サイバー犯罪者がユーザの端末に侵入する際に最もよく利用される経路でもあります。そして多くのWebサイトが、Webブラウザを使った閲覧行動および履歴からユーザの個人情報を収集しようと待ち構えています。


Appleはそのすべてのオペレーティングシステムで、Safariに何らかのセキュリティとプライバシー機能を追加します。まず最初が、例えば仕事と個人の用途に合わせて異なるSafariプロフィールが作成できるプロフィール機能です。それぞれのプロフィールが個別の履歴、機能拡張、タブグループ、Cookie、そしてお気に入りを持ち、例えば個人用のプロフィールに仕事用のプロフィールよりも強固なプライバシー設定を行うことも可能です。もちろん逆に会社の要求の方がより強固なセキュリティ設定と限定された機能拡張なのであれば、そのようなプロフィールを作成することもできるのです。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/safari-profiles.png

プライベートブラウジングも改良されました。今後は、プライベートブラウジングウインドウを使っていてMacを離れると、ウインドウがロックされるので誰もその内容を見ることができなくなります。再度ウインドウを表示するには、パスワード、Touch ID、あるいはFace IDでロックを解除する必要があります。またプライベートブラウジングではページの読み込み時に既知のトラッカーを完全にブロックし、閲覧するURLからトラッキングを除去するようになります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/private-browsing.png



パスワードおよびパスキー

パスワードやパスキーは秘密にしておくのが当たり前ですが、他の人と共有したい場合もあります。例えば、特定のサービスのアカウントを家族で共用していたり、仕事で使う特定のWebサイト用パスワードをチーム全員で共有していることがあるでしょう。

こうした場合、パスワードを変更したら全員に新しいパスワードを周知しなければならないと言う問題があります。しかし今後はパスワードおよびパスキーを共有するグループを作っておくことで、全員のiCloud Keychain内のパスワードが常に最新に更新されるようになります。



二要素認証

どんな場合でも、可能なのであれば必ず二要素認証を使うべきです。多くのWebサイトは、テキストメッセージあるいは電子メールで6桁のコードを送付するという単純な二要素認証を採用しています。現在でも、Safariではテキストメッセージで受信した6桁の二要素認証コードを自動入力できます。新しいオペレーティングシステムでは、電子メールで受け取ったコードもSafariが自動入力できるようになります。さらに、テキストメッセージ内のコードが入力されるとメッセージが自動的に該当メッセージを削除します。



ロックダウンモード

ロックダウンモードは、macOS、iOS,、そしてiPadOSで使える標的攻撃の可能性を排除して端末のセキュリティを強固にする強力な機能ですが、この機能がwatchOSでも使えるようになります。ほとんどのユーザはこの機能を必要としませんが、機密事項を扱う地位にある人ならMac、iPhone、iPad、そして今後はApple Watchでのロックダウンモードが重宝するはずです。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/lockdown-mode.png



センシティブな内容の保護

センシティブなビデオや写真を受け取ると、コミュニケーションの安全性が警告を表示してユーザを保護します。これまではメッセージのみで使えましたが、AirDropで送受信されるコンテンツ、システム全体の写真ピッカー、FaceTimeメッセージ、電話アプリの連絡先ポスター、そして他社製アプリまで対象が拡大されます。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/sensitive-content.jpg

ちなみにメッセージ、AirDrop、電話アプリの連絡先ポスター、FaceTImeメッセージ、そして他社製アプリで、センシティブな写真やビデオは表示を選択するまではボカされた状態です。



Apple ID

新しいApple端末にサインインする必要がある時、あるいはAppleの特定のサービスを始めて使う時、Appleの二要素認証が必要です。その際、Appleはユーザが所有する他の端末に認証コードを送付します。信頼する電話番号を設定すればコードを受信するユーザを指定できますが{この記事( https://www.intego.com/mac-security-blog/how-to-use-two-factor-authentication-for-your-apple-id-and-icloud-account/ )を参照ください}、今後は近くにあるApple端末の所有者、あるいは自分のApple IDアカウント内で指定した電子メールアドレスまたは電話番号にコードを送ることができるようになります。



追加されるプライバシー機能

Appleのすべてのオペレーティングシステムが、カメラやマイクの利用を許可するかブロックするか、あるいはMac上の特定の場所にファイルの保管を許可するかブロックするか、といった多くの承認オプションを持っています。こうした承認機能が拡張され、写真ライブラリ全体にアクセスしなくてもアプリで写真を共有する、あるいはカレンダーデータ全体にアクセスしなくてもアプリでカレンダーにイベントを追加することができるようになります。



新しいAirTag機能

Appleは、AirTagによるプライバシー関連の問題を緩和するためにその共有を許可するようになります。現在、すべてのAirTagは個別のApple IDと連携していますが、将来はAirTagを最大5人でトラッキングできるようになります。これは、例えば旅行用の一つのカバンを二人で代わりばんこに使っているような場合や誰かと共有する自転車にAirTagを取り付ける場合に便利です。あるいは二人で旅行していてそれぞれが鍵にAirTagを付けた場合、どちらかあるいは二人ともに「AirTagはあなたと一緒に移動しています」と言った警告を受け取りますが、それぞれのユーザが互いのアカウントに互いのAirTagを登録するとこうした警告は表示されなくなります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/share-airtag.png

AirTagの共有により、特定のAirTagを利用できるすべてのユーザがそのAirTagを持ち歩いている人をトラッキングすることができるようになるわけです。これまでも両親が子供の鍵にAirTagを付けてトラッキングできましたが、両親がそれぞれの鍵のAirTagを共有すれば互いをトラッキングすることもできるようになります。

これまでに紹介した新機能は、この秋に公式公開されるmacOS Sonoma、iOS 17、そしてiPadOS 17で導入されます。



■お使いのMacは安全ですか?

Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego



2023年6月9日金曜日

macOS Sonoma の新機能トップ10



macOS Sonoma の新機能トップ10

(この記事は、2023年6月8日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたTop 10 New Features in macOS Sonomaの翻訳です)


Appleが、Safariの改良から新しいスクリーンセーバ、ビデオ会議からゲーム環境の改善まで、素晴らしい新機能を搭載する今年のMacオペレーティングシステム、macOS Sonomaをプレビューしました。この秋には誰もが恩恵に預かることができる、そんなmacOS Sonomaの新機能トップ10を紹介します。


1. デスクトップウィジェット

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/sonoma-widgets.jpeg

macOS Venturaでも通知センターを呼び出した際に表示できるウィジェットを構成できますが、macOS Sonomaでは常時お使いのMacのデスクトップに表示することができるようになります。ウィジェットをバックグラウンドにフェードインすることもできるので邪魔になりません。

でも、それだけではありません。iPhoneが近くにあるか同じWi-Fiネットワークに接続していれば、iPhone上で構成したウィジェットを使うこともできます。これは、お使いのMacでより多くのウィジェットが使用でき、より多くの情報を表示できるようになることを意味します。


2. Safariのプロフィール

1台のMacを仕事でも個人的な用途でも使用していると、用途の異なるブックマーク、お気に入り、そして機能拡張が混在してゴチャゴチャになります。Safariのプロフィールでは、用途毎にプロフィールを作成できるようになります。仕事用と趣味用に別々のプロフィールを作成したり、フリーランスで働いているなら顧客別のプロフィールを作ることもできます。プロフィールは集中モードに設定できるので( https://www.intego.com/mac-security-blog/how-to-use-focus-to-limit-notifications-in-ios-15-and-macos-monterey/ )、集中モードを有効にすることで自動的に切り替えることも可能です。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/safari-profiles.png


3. Safariのウェブアプリ

Safariを使っている時に複数のタブやウインドウを同時に開くと、どれがどれだかわからなくなることがあります。できれば、よく使うウェブサイト専用のWebブラウザが欲しくなることもあるでしょう。これからは、特定のサイトを使う時にブラウザを起動して、終わったらブラウザを終了できるようになります。もう大量のタブを開きっぱなしにする必要がありません。

macOS Sonomaでは、Safariでウェブアプリを作成することができます。頻繁に使うウェブサイトを開く際には、共有ボタンをクリックしてDockに追加を選びます。Safariがミニアプリケーションを保存し、Dockに追加します。そのDock上のアイコンをクリックすると、該当ウェブサイトだけが表示されて他にはアドレスバーもタブも何も表示されません。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/web-app.png

今後もウェブアプリを使うけれどDockからは除去したいと言うことであれば、まずDockからウェブアプリをドラッグして取り除きます。その状態でユーザフォルダ内のアプリケーションフォルダを開けば、該当ウェブアプリが保存されています。必要ならデスクトップに配置し、ダブルクリックで開くこともできます。 Spotlightあるいは LaunchPadから開くこともできます。Safariのメインウインドウで開きたいなら、右上に表示されたSafariアイコンをクリックします。


4. パスワードとパスキー共有

パスワードは秘密にするのが常識ですが、アカウントを友人や家族、あるいは同僚と共用する人もいます。新しいパスワードとパスキー共有機能では、ログイン情報を別の人と共有できます。グループを作成し、どのパスワードを共有するか指定します。パスワードが更新されると、グループ内の別の人に対してもiCloud Keychainを介して情報が更新されます。グループからは、いつでもパスワードあるいはユーザを除去できます。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/passwords.png


5. 新しいスクリーンセーバ

スクリーンセーバはコンピュータに必須の機能ではありませんし,

最近のスクリーンでは不要なものなのですが、お使いのコンピュータの画面に美しい画像や面白いイメージを表示して楽しむために使えます。現在でもApple TVが使っているような新しい多彩なスローモーションスクリーンセーバがmacOS Sonomaで追加され、Macにログインするとデスクトップイメージになります。風景、街並み、水中、そして地球といったカテゴリから選択できます。


6. 新しいビデオ会議機能

ビデオ会議はどんどん普及していますが、macOS Sonomaの新機能でもFaceTime、Zoom、Skype、そして他のアプリがより使いやすくなります。プレゼンターオーバーレイでは、プレゼンテーションの際に自分自身と自分の共有画面を画面に表示することができます。共有しているコンテンツの上に自分をウインドウで表示しても良いですし、画面上に浮いている円の中に表示しても構いません。さらにサムズアップやハートなどの新しいリアクションを使うと、画面に紙吹雪、風船、あるいはハートを表示できます。これは、ちょっとしたお楽しみといったところでしょう。


7. プライベートブラウジングの改良

ウェブサイトによるトラッキングや履歴の利用を防止するために多くの人がSafariでプライベートブラウジングを使っていますが、この機能を使うことでプライバシーを守ることもできるようになります。プライベートブラウジングでは、Cookieと履歴が保管されず、セッションが終了したら、キャッシュなどのファイルが削除されます。またプライベートブラウジングのセッション中のプライバシー保護を向上させるため、お使いのMacから離れるとSafariがブライベートブラウジング中のウインドウをロックするようになります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/private-browsing.png


8. 自動修正および予測テキスト

自動修正は、長い間どっちつかずな機能でした。自動修正の改良により、勝手に自動修正されると一時的に下線がついて変更されたことが示されるので、修正する必要がないならクリックして元に戻すことができるようになります。またインラインの予測テキストにより、グレイ表示された単語がこれから入力しようとするものならスペースバーを押すだけで確定されるので入力が楽になります。

https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/predictive.png


9. ゲームモード

ゲームをプレイする時は、CPUとGPUの全てをゲームに振り分けたいと思うでしょう。新しいゲームモードではバックグラウンドのタスクによる処理を減らし、反応を良くするためにコントローラおよびヘッドフォンの遅延を減らします。


10. 音声認識の改良

iOSおよびiPadOSでは、音声認識と同時に文字起こしができますが、ついにAppleがこの機能をMacに導入します。音声認識は決して完璧ではないので、この機能によって文字起こし中に修正を加えることができるようになります。音声認識を使うなら、文章作成の作業がずっと楽になるでしょう。音声認識を使ったことがないなら、一度試してみる価値があると思います。


そして、最後にもう一つ...

最後にちょっとしたおまけを一つ... 「Hey Siri」と言わなくても「Siri」と言うだけでSiriが呼び出せるようになります。

今すぐにmacOS Sonomaをインストールしたくなりましたか?



Appleは、有料の開発者アカウントを持たない人でもベータソフトウェアを試用できるように、そのベータプログラムをすべての人に解放しました。macOS Sonomaのベータ版をインストールしたければ、それも可能です。この記事を参照ください( ACT2BLOG3 )。そこではベータ版をインストールしない方が身のためである理由についても触れていますので、ぜひ読んでください。



■お使いのMacは安全ですか?

Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego



2023年6月8日木曜日

Appleの最新 OS のベータ版をインストールしてみる



AppleのmacOS Sonoma、iOS 17、iPadOS 17、watchOS 10、あるいはtvOS 10のベータソフトウェアをインストールする方法

(この記事は、2023年6月8日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたHow to Install Apple Beta Software for macOS Sonoma, iOS 17, iPadOS 17, watchOS 10, and tvOS 10の翻訳です)

このベータソフトウェアとは、アプリが問題なく動作するかその開発者が試験するための公式公開前のソフトウェアです。また、社内でバグや互換性の問題がないか確認するためにも使われます。Apple製品が好きで新しい機能を何でもいち早く試したいユーザは、すでにApple Beta Software Programに参加していることでしょう。あるいはベータソフトウェアが公開されるより前に試すためだけに、毎年12,800円か12,980円で開発者アカウントを登録している人もいるかも知れません。


しかし今年Appleは、開発者アカウントのポリシーを変更しました( https://developer.apple.com/jp/support/compare-memberships/ )。現在では、そのソフトウェアのベータ版を試すためために有料の開発者アカウントは必要ありません。ソフトウェアをAppleのApp Storeで流通させるか、直接販売するためにmacOS用ソフトウェアを公証しなければならないならこれまで同様に毎年12,800円か12,980円が必要ですが、Appleのベータ版ソフトウェアをインストールするだけなら無料で可能になったのです。


ここでは、Appleの新しいオペレーティングシステムのベータ版をインストールする方法を紹介すると同時に、なぜインストールするべきではないのかも説明します。




ベータソフトウェアをインストールするべきでない理由


他の人たちが実際に使い始める数ヶ月前から、お使いのコンピュータや端末で今後登場する新しい機能を試すのは魅力的です。しかし、それはデータ損失や破壊の危険性と隣り合わせなのです。ベータソフトウェアは未完成であり、期待通りに動作しない可能性があります。Apple自身も「パブリックベータソフトウェアは商用リリースではないため、エラーや不具合が発生したり正しく機能しなかったりする可能性があることにご注意ください」と言っているのです。

ベータソフトウェアでは一部の機能は正常に動作しない可能性があり、お使いのMac、iPhone、あるいはiPadで普段なら問題のない操作や処理の全てが同様に問題なく実行できるとは限りません。さらに、ベータ版が公開された時点では多くの他社製ソフトウェアは対応しません。なぜならアプリの開発者は、Apple Worldwide Developer Conferenceとオペレーティングシステムが公式公開される秋までの3ヶ月間でソフトウェアを対応させるのが普通だからです。

Appleも「メインデバイスや本番用のデバイスにはインストールしないことをおすすめします。サブのシステムやデバイスまたはお使いのMacのサブパーティションにインストールすることを強くおすすめします」と警告しています。

特にmacOS Sonomaについて言えば、アンチウイルスやファイアウォールソフトウェアのようなOSと深い連携を必要とするソフトウェアが今時点で完全対応する可能性はほぼゼロだと考えられます。

こうした危険性を理解した前提で、お使いのApple端末にベータソフトウェアをインストールする方法を紹介します。




MacにmacOS Sonomaベータソフトウェアをインストール


お使いのMac上で現在のオペレーティングシステムに追加する形でインストールできるmacOSベータは、Appleの様々なオペレーティングシステムの中でも例外的に安全に試すことができるベータ版だと言えます。その方法は、いくつかあります。

1)2番目のAPFSボリュームにインストールする:

Macは、コンピュータ用のボリュームを作成する際にApple File System(APFS)を使います。このボリュームはパーティションとよく似た仮想ディスクのようなものなので、Macに接続した2番目のAPFSボリュームにmacOSベータをインストールすることができるのです。詳細については、Install macOS Betas on Your Mac in a New APFS Volume( https://www.intego.com/mac-security-blog/install-macos-betas-on-your-mac-in-a-new-apfs-volume/ )を参照ください。インストールできたらシステム設定 > 一般 > 起動ディスクで起動に使いたいボリュームを選んで再起動をクリックすれば、お使いのMacを再起動する際にどちらのボリュームから起動するか指定できるようになります。

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2番目のAPFSボリュームを用意したら、macOS Sonomaベータをインストールします。Apple Configurator( https://apps.apple.com/jp/app/apple-configurator/id1037126344?mt=12 )と別のMacが必要と面倒ではありますが、Appleは復旧イメージをダウンロードできるようにしてくれてはいます。

2つ目のAPFSボリュームにmacOS Sonomaをインストールする方法は、その他に2種類あります。一つ目は、Mac App Storeからダウンロードしたインストーラを使ってmacOS Venturaをインストールし、そのボリューム上のオペレーティングシステムでベータアップデートを試すオプションを有効にするやり方です。これは、システム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートを開いてベータアップデートの隣に表示された i をクリックし、試したいオペレーティングシステムのベータを指定します。macOS Sonomaを選ぶとアップデートが適用可能であると通知されるので、いつも通りにダウンロードしてインストールすることができます。

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もう一つの方法は、いわゆるズルをする方法です。Mr. MacintoshのWebサイトにはmacOSインストーラのリンクが掲載されており、macOS Sonomaベータインストーラのリンクが表示されるページがあります( https://mrmacintosh.com/macos-sonoma-full-installer-database-download-directly-from-apple/ )。このインストーラをダウンロードし、お使いのmacOS Venturaから実行して2番目のAPFSボリュームをソフトウェアのインストール先として指定します。



2)macOSベータを外付けディスクにインストール

2番目のAPFSボリュームにmacOSベータソフトウェアをインストールするには、起動ディスクに十分な空き容量が必要です。macOSはインストール直後には大きな容量を必要としません。私の場合、インストール直後には13.5GBを消費していました。しかしアプリを追加インストールしたり多くのファイルで作業すると、もっともっと大きな容量が必要になります。お使いのMacに2つのボリュームがあるのも不便でしょう( https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/beta-disk-utility.png )。

より大きな空き容量が必要なら、ベータソフトウェアを外付けのディスクにインストールすることもできます。最も簡単な解決方法はお使いのMacに接続するポータブルSSDを購入し、インストール先として2番目のボリュームではなく外付けドライブを指定してmacOS Sonomaベータをインストールすることです。 新しいソフトウェアを使うためにはMacにこのディスクを接続しなければなりませんが、新しいソフトウェアを完全に分離して試すことができます。


3)仮想マシンにmacOSベータをインストール

macOSベータを仮想マシンにインストールしたいと思う人もいるでしょう。仮想マシンでは、ディスク上にコンピュータ上の他のデータとは隔離された独自のボリュームを作成します。この方法の利点は、お使いのMacでmacOS Venturaを使いつつ別のウインドウ内でベータソフトウェアを実行できることです。

仮想マシンには、VMware Fusion( https://docs.vmware.com/en/VMware-Fusion/13/com.vmware.fusion.using.doc/GUID-474FC78E-4E77-42B7-A1C6-12C2F378C5B9.html )、Parallels Desktop( https://kb.parallels.com/125561/ )、あるいは無料のUTMなどがあります。UTMでのインストールの詳細は、Install macOS Ventura Beta in a Virtual Machine on an M1 or M2 Mac with UTM( https://www.intego.com/mac-security-blog/install-macos-ventura-beta-in-a-virtual-machine-on-an-m1-or-m2-mac-with-utm/ )を参照ください。

仮想マシンでmacOSベータを使う場合には、お使いのApple IDにサインインできない制限があります。つまり、iCloudが使えないので連絡先やカレンダーの同期できない上に、Apple IDが必要ならあらゆるAppleのサービスが使えません。




iPhoneあるいはIPadにiOS 17またはiPadOS 17をインストール

iPhoneまたはiPadにベータソフトウェアをインストールするのはmacOSより単純ですが、危険は逆に大きくなります。普段使っている端末にベータソフトウェアをインストールすることは、絶対にお勧めしません。試験に使える古いiPhoneかiPadがあるなら、必ずそっちを使ってください。ベータソフトウェアには、端末を使用不能にする可能性があります。

iOS 17あるいはiPadOS 17をインストールするには、設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートを開きます。ベータアップデートをタップし、iOS 17 Developer BetaあるいはiPadOS 17 Developer Betaをタップします。現在のベータソフトウェアをインストールするか確認され、今後のベータ版公開時には通知されます( https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/beta-iphone.png )。

端末に前出のベータ版が表示されない場合は、developer.apple.comhttps://developer.apple.com/ )にログインする必要があるかも知れません。




Apple WatchにwatchOSベータをインストール


お使いのApple WatchにwatchOS 10ベータをインストールしたら、もうwatchOS 9にダウングレードすることはできないので事前によく考えてください。

watchOS 10をインストールするには、Watch Appで一般 > ソフトウェアアップデートを開きます。ベータアップデートをタップし、インストールしたいアップデートを選びます。iPhoneやiPad同様に、まずベータ版のインストールについて確認され、その後は新しいベータが公開されると通知があります( https://www.intego.com/mac-security-blog/wp-content/uploads/2023/06/beta-watch.png )。




AppleTVにtvOSをインストール



tvOS 10をインストールするには、設定Appを開き、システム > ソフトウェアアップデートを選びます。ベータアップデートを取得を選び、インストールしたいアップデートを選択します。iPhone、iPad、あるいはApple Watch同様に、まずベータ版のインストールについて確認され、その後は新しいベータが公開されると通知があります。

大好きなオペレーティングシステムの新機能を、今から試せたら楽しいでしょう。でも、やっぱり秋の公式公開まで待つのが最善です。




■お使いのMacは安全ですか?

Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:



https://www.act2.com/intego

2023年6月7日水曜日

2023 Apple WWDC のハイライト



Apple WWDCのハイライト: 新しいMac、Vision Proヘッドセット、macOS Sonoma、そしてiOS 17

(この記事は、2023年6月6日にKirk McElhearn(https://www.intego.com/mac-security-blog/author/kirk-mcelhearn/)によってMac Security Blogに投稿されたApple WWDC Highlights: New Macs, Vision Pro Headset, macOS Sonoma, and iOS 17の翻訳です)


Appleは、今年もWorldwide Developer Conferenceで新しいハードウェアとソフトウェアをプレビューしました。同社は3種類のMacの新製品に加えて、Mac、iPhone、iPad、およびApple Watch用の新しいオペレーティングシステムを紹介するとともに、Vision ProというAR/VRヘッドセットを初披露しました。この記事では、そんな発表の中でも弊社が特に注目した内容に触れていきます。




これで全てのMacがAppleシリコン搭載

Appleは、自前のシステム・オン・チップを搭載する新しいMacを発表したとき( https://www.intego.com/mac-security-blog/apple-announces-first-macs-with-apple-silicon/ )、2年以内に同社の全てのコンピュータをAppleシリコンに移行させるとしました。予定より半年長くかかりましたが、全てのMacがApple独自のプロセッサ搭載になりました。

まず、Appleは同社で最も人気がある13インチMacBook Airの成功に続こうと同社のチップの2世代目となるM2プロセッサを搭載する15インチMacBook Airを発表しました。これまで11インチと13インチはありましたが、15インチはMacBook Airとして初めてのサイズとなります。最大18時間使えるバッテリを内蔵する新しいMacBook Airは、その小さな兄弟と大きな違いはありません( https://www.intego.com/mac-security-blog/m2-macbook-air-review-new-form-factor-for-apples-most-popular-mac/ )。しかしラップトップでも大きな画面が必要な人にとっては“Pro”を選んだ瞬間に価格が跳ね上がってしまう問題があったわけで、198,800円からのこの製品は新たな素晴らしい選択肢となるでしょう。

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Apple製品のラインアップではハイエンドに当たるMac Studioは、変更は最小限ながらM2 MaxとM2 Ultraプロセッサ搭載となり、298,800円から購入できます。

そしてAppleのプロセッサに最後まで移行しなかったMac Proが、やっとAppleシリコン搭載になりました。先代のIntel版Mac Proと同じチーズ削りを纏った新型は、M2 Ultraチップ搭載で、7個のPCIスロットとたくさんのThunderboltポート、そして最上級の性能を誇ります。このMac Proは、24コアCPU、76コアGPU、最大192 GBのメモリで、最大8台のディスプレイに対応します。“たったの”1,048,800円から購入できるこのMacは、完全にプロ用です。



今年のAppleオペレーティングシステムをチラ見

例年通り、AppleはMac用のスクリーンセーバ、メッセージのステッカーといった今秋に登場するオペレーティングシステムの“最も重要な新機能”を紹介しました。Appleがこうした地味な新機能の紹介に多くの時間を割いたということは、今後はそのオペレーティングシステムに大きな変更は加えられず、微調整したり改良するだけということを示唆しています。それはインタフェースや機能に大きな変更が加えられてユーザが戸惑うことがなくなることを意味しますし、オペレーティングシステムの進化がゆっくりになって以前より安定していくわけで、良い兆候と言えるでしょう。

では、macOS、iOS、 iPadOSの機能について見ていきましょう。


macOS Sonoma

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macOS Sonomaでは、Macにウィジェットが導入されるとともに、Macデスクトップ上のウィジェットをiPhoneから利用できるようになります。ビデオ会議で、Macユーザはバルーン、紙吹雪、そしてハートなどのリアクションを共有でき、リモートプレゼンテーションではプレゼンターオーバーレイを使って小さなイメージで画面を共有することができます。

Appleは、これまで成功したとは言えないMacでゲームすることが最先端であるとする持論を“CPUおよびGPUにおいてゲームを最優先することでよりスムースで安定したフレームレートを実現する最適化されたゲーム体験”を提供するとするゲームモードで証明しようとしています。

Safariには、大きな変更が待っています。プライベートブラウジングを改良することで、ウェブサイトによるトラッキングやユーザの特定を防止することができ、ユーザが席を離れている間も本当にプライバシーが守られるようにプライベートブラウジングウインドウがロックされます。Safariプロフィールでは、それぞれが異なるお気に入り、タブグループ、Cookie、そして機能拡張を持つことができる仕事と個人用のプロフィールを別々に作成できます。そして、ついにSafariであらゆるウェブサイトからウェブアプリを作成できるようになります。これは、お気に入りのSafari機能拡張は維持したまま、iPhoneやiPadでウェブサイトアイコンをAppとしてホーム画面に保存することでクリックするだけでそのWebサイトを開くことができるようになる機能と同様のものです。

自動修正と音声入力の改良、および新たな予測テキスト機能により、Macでの文字入力あるいは音声入力がより簡単になるでしょう。さらに、写真が家族の一員である猫や犬を「ピープル」として認識するようになります。

macOS Sonomaで弊社が期待する機能のトップ10についての記事も参照ください( ACT2BLOG2).


iOS 17

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iPhoneでは、電話というその本来の用途に関連するいくつかの新機能が追加されます。連絡先のポスターでは、あなたが他のiPhoneユーザに電話をかけた際に相手の画面に表示される写真を作成できます。ライブ留守番電話では、ロック画面にボイスメールの文字起こしが表示されるので電話に出るべきかどうか判断することができます(訳註: 日本で利用できる時期については未定)。

FaceTimeではボイスメールのようにオーディオおよびビデオメッセージを残せるようになり、macOSに導入されるのと同じリアクションが使えます。 そしてApple TVとiPhoneが連携カメラを介して連動している場合、将来的にはお使いのTVからFaceTimeが使えるようになります。大画面で家族でチャットするのに最適ですね。

見ただけで一発でわかる新機能の一つに、iPhoneを充電中に横向きに置くと画面表示されるスタンバイがあります。このカスタム可能な機能では、離れた場所からも確認できる時計、ウィジェット、あるいはライブアクティビティから画面表示を選択できます。

ジャーナルという新しいAppは、「心身の健康を改善するといわれている、日記をつけるという行為を通じて、iPhoneユーザーが感謝の気持ちを振り返り、実践するのに役立つ新しいアプリ」ということです。アイデア、写真、運動や散歩などの記録が付けられます。このAppは、アクティビティをもとに助言を行うことができ、その内容は全て暗号化されてプライバシーは守られます。

やっとマップでオフラインマップがダウンロードできるようになります。Apple Musicには共同作業プレイリストが追加されます。友人や家族でAirTagを共有することもできます。しかし最も大きな変化を受けるのはSiriで、もう「Hey Siri」と言わず「Siri」というだけでこのデジタルアシスタントを呼び出せます。




iPadOS 17

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iPadでも iPhoneが昨年から対応するカスタムロック画面を使えるようになります。インタラクティブウィジェットにより、ウィジェットからAppを開くのでなく、ウィジェットをタップするだけでリマインダを消したり電気を点けたりできます。

iPadOS 17では、PDFも改良されます。PDFフォームでは、検出機能の向上によってフォームに入力し、署名し、発送者に返送することができます。そしてノートAppでPDFを整理することもできるようになります。

さらにAppleは、iPadにもヘルスAppを追加します。このデータはiCloud経由で同期されるので、ユーザはもうこのAppの利用をiPhoneだけに制限されません。iPadの大きな画面を使えばデータや傾向を確認するのが楽になるでしょう。



watchOS 10

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Apple Watchは、Appのデザインが改良されてiOSやiPadOSのデザインと違和感がなくなります。Digital Crownを回すだけでウォッチフェースから利用できる新しいウィジェットのスマートスタック機能により、もうウォッチフェースがゴチャゴチャになることがなく、Digital Crownの一捻りで様々な情報を表示させられます。

サイクリングやハイキングをトラッキングしたり、開発者がウォッチのモーションセンサーから情報を取得できるワークアウトAppの新しいAPIもあり、スヌーピーおよびウッドストックの新しいウォッチフェースなどいくつかの新機能があります。またAppleは、MDM(Mobile Device Management)でApple Watchを管理する機能を追加して企業市場にも目を向けていくことになるようです。




AppleのAR/VRゴーグル、Vision Pro

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Vision Proは、Appleが“空間コンピューティング”と呼ぶ市場に進出することを意味する製品です。このスキーのゴーグルに見える端末は、Appから映画、あるいはFaceTimeからゲームまであらゆるものを表示することができます。約49万円からと言われ、来年初頭に米国で発売され、追って他の国でも発売となります。Appleは、この製品でコンピュータ端末を使う新しい市場を開拓するとの意気込みです。

Vision Proは、Appleが開発のために5,000の特許を出願したと言うほどの驚くべき技術の集合体です。両方の目に一つずつ2つの合計2,300万ピクセルという超高精細のディスプレイだけでなく、多くのカメラとセンサーが内蔵されています。Vision Proの優れた機能の一つに、ボタンのクリック、スワイプ、あるいはスクロールなどの操作のためのハンドジェスチャーがあります。これは端末下部にある下向きのカメラが手の動きを検出することで実現しています。先進の視線追跡機能により、画面上の異なる要素を見るだけでほとんどの制御が可能です。

他の同種の製品では端末の前面は不透明ですが、Appleは装着者の目が見えるように外側にディスプレイを搭載しました。これで一緒にいる人がこの端末を使っている人から無視されていると感じることがなくなるというのですが、実際にAppleが公開したソファーに座るVIsion Proを装着した人が端末を装着していない別の人を見ながら会話していると思しき写真は何かディストピア的な感じがします。

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Apple製品は、常に邪魔にならないコンピュータ端末を目指してきました。しかしVision Proを使用中は常に邪魔になるわけで、これまでと正反対の製品と言えるでしょう。この端末を装着していることを忘れることは困難でしょうし、仮に画面表示に没入できたとするなら周囲の世界から隔絶した状態となります。Appleは人々が共同作業できるコンピュータ世界を目指してきましたが、この端末は反対です。使用中は、ユーザを周囲から隔絶させてしまうでしょう。

これは、Appleにとって大きな賭けになります。人々がコンピュータをストラップで顔に装着することを望んでいるという証拠はなく、確かに工業や医療の世界での用途はあるのでしょうが、数時間しか持たないバッテリを搭載した周囲から隔絶させるゴーグルが一般に許容されるかは、特に予想されている価格帯を考えると疑問があるところです。

またAppleは、まだこの製品で何ができるか詳細を決めていないようです。この端末を今から開発者に見せることで、映画を見たり、FaceTime通話をしたり、ゲームで遊んだりする以上の何か素晴らしいAppが出てくることに期待しているんだと思います。Appleは、拡張現実(AR)でのゲームを2018年のWWDCでもう紹介しています( https://www.theverge.com/2018/6/4/17426880/apple-ar-kit-2-multiplayer-competitive-game-swift-shot )。その後、拡張現実ゲームについて何か聞いたことがありますか。数年後にVision Proがまだ現役かどうか、知るのが楽しみです。



■ お使いのMacは安全ですか?

Mac用のセキュリティソリューションを検討しているなら、ACT2の次のIntego製品ページで機能や目的に合った製品があるかご確認ください:

https://www.act2.com/intego